〜 星の塔 〜
海次「うそっ・・ 思ったより強過ぎる!」
正男「俺をただの人間と思ったのが間違いだった様だな。」
海次「うるさい! (杖を振る)」
今度の攻撃は,今までよりも大きかった。
怒りと焦りから一気にケリを付けようと思ったが,これも避けられた。
ついに正男は海次に近づき,拳骨で頭を食らわした。
海次「ぐはあっ・・」
拳骨を喰らった海次は,持ってた杖を落とし,
そのまま横に倒れて気絶してしまった。
AS「頭にグーですぐに気絶ですとはね・・。」
そう言いながら、女王の拘束を解く。
女王「AS・・,ありがとう。 それよりレインボーロッドを」
正男「あぁこれかい?」
正男は海次が落としたレインボーロッドを拾い,女王の下へと渡す。
女王「やっと取り戻せたわね・・。 はっ! これは偽物よ。」
正男・AS「えっ!?」
女王の驚いた表情とその言葉に,正男達も驚く。
海次が持つレインボーロッドはあの男が造り出したレプリカだった。
驚いている最中に,塔の中心から何も無い空間に黒い穴が開いた。
三人とも,それに気付き振り向いた。 穴の中に居たのはあの男の姿だ。
??「まんまと引っかった様だな。 それはニセモノなんだよ。
本物は我が手の内にある!」
男の傍らには本物のレインボーロッドが置かれており,
さらには使用していると思われる光が放っている。
??「もう直ぐ世界征服の時が来る! 止めたければ俺の元まで来るが良い。」
そう言い放ち,黒い穴が塞ぎ消滅した。
正男「どうするんだ・・,奴は何処にいるんだ。」
AS「あの男の周りからにしては,城の屋上の様ですね。」
正男「よしっ 今すぐ奴のとこへ向かうぞ!」
AS「はいっ!」
女王「気をつけて・・。」
二人は塔の屋上から地上へ降りた。
〜 城の入り口前 〜
正男「ここが城か・・,激戦の予感がするぜ。」