〜 遺跡最深部 〜
浩二「無茶苦茶,奥に進んだみたいだね…。 でも,何だこれ?」
奥深くまで辿り着いた浩二。 そこで見た物とは巨大な機械だった。
上部には曲がった管が付けられている。
一体これは何だ? よく見ると,管からミイラが放出した。
どうやら,この機械はモンスターの製造機である事が判る。
先程のミイラは,敵が発掘したミイラのDNAを基に作り出したのであろう。
浩二「こんな事の為に遺跡を荒らしたのか!?」
???「そこまで手荒な事はしていないわ」
浩二「だっ 誰だ?」
振り向くと,そこに一人の女性が立っていた。
???「私はシェルン。 ギルティアの仲間よ」
浩二「まぁ道理で予想はついたよ」
シェルン(???)「ギルティアから先程連絡があって此処に来たの。
貴方を追い返す為にね」
浩二「冗談じゃない。 寧ろ,君達が出て行けだよ。
歴史ある遺跡でモンスター製造工場化などシャレにならないよ」
シェルン「そう来るわね。 だったら,意地でもそうしてくれるわ」
そう宣言すると,上から電動ノコギリが落ちて来た。
シェルンは上を向かず,片手でそれをキャッチした。
レバーを引いて作動,電動ノコギリを振り回しながら襲い掛かって来た。
浩二「うわぁ…,こんなんじゃ彼氏にモテナイだろうな」