〜 キャンプ場 〜
深い地の底から抜け出し,再びキャンプ場に舞い戻った。
正男「立ち入り禁止のテープが張ってあったとはいえ,砲弾がこなければ,
うっかりこんな事にはなってなかった。 くそ…」
今回の運の悪さに愚痴を洩らす正男。
…そんな中,正男は足を止めた。 何処からか気配と共に臭いがする。
正男「んっ? 何だかジューシーな匂いがするぞ。
奴等め,俺がここにいるのに,呑気に肉のバーベキューなんぞ」
完全に舐められたと思っている正男。
…とそこに,草の茂みから煙が上がっているのを気付く。
彼がじっと見つめると突然,茂みから巨大な豚が現れた。
巨大豚「ブヒィーーーー!!」
鼻息を噴き散らしながら,正男に目掛けて突進する。
正男「おっと!」
瞬く間でありながら,軽く避ける正男。
彼を突進した巨大豚はどうやら,背中から火が出る謎の豚の親分らしい。
巨大豚「ブヒ! ブヒ!」
鼻息を何度も噴きながら正男を睨みつける巨大豚。
正男「やれやれ,熟したベーコンが俺を倒そうとしているらしい」