〜 森林地帯 〜
一味による戦火を掻い潜り,再び森林地帯に入る込んだ二人。
五十朗「さて,再び死の肝試しだ」
クリス「もう慣れたよ」
〜 一方,ゼロス達の視点 〜
スペール「まさか正男をとっ捕まえる事が出来るとはな」
コーヒーを片手に持ちながら微笑み出す。
ゼロス「たが同時に奴を救いに行く者が現れたらしい」
スペール「そいつは何処だ?」
ゼロス「俺の探索用の魔術によれば,奴等は"あの場所"を通るそうだ」
スペール「おいおい,あそこを通るのかよ!? だったら滅茶苦茶に荒れそうだな」
〜 再び,五十朗達の視点 〜
歩く屍共を蹴散らし,只管奥へ進む五十朗達。
…と,そこにゼロスが言う"あの場所"に辿りつく。
五十朗「こりゃあ何かの発掘現場か?」
周辺には多くの採掘設備や機材が置かれていた。
機材の表面のシールにゼロスと書かれている事から,敵組織の発掘現場である事が判る。
クリス「何を掘り出したの?」
五十朗「いや,俺も分からん…。 だが,俺たち人類にとっては不利になるのは確かだ」
そう会話しながら現場の中を歩いていると,前方に巨大な宝石が発見する。
その宝石の下半分は地面に埋まったままだ。
クリス「わーっ綺麗」
五十朗「こいつを掘り出したのか?」
クリス「どうする? 私だったら,このでかーい宝石を
質屋に売り飛ばして億万長者になろうと思ってるけど!」
五十朗「俺もそうしたいが,この宝石をじっくり見ると,どうも嫌な予感がしかない。
ここは思い切って,この宝石を粉々に砕かせる」
五十朗は宝石を壊そうとした矢先,宝石の光り出すと同時に表面に電流が流れる。
彼の嫌な予感が的中した。
電流が止むと,宝石は五十朗達に向かって爆発する球を放出した。
五十朗「うわっ,こういう予感は的中した」
クリス「これじゃあ,売れないわね」
攻撃を避けた二人は直ぐに応戦し始めた!