〜 城塞・内部 〜
正男「よし,御邪魔しますっと」
三人はついに城の内部へと入り込む事が出来た。
白の煉瓦で出来た内装がいかにも神秘さを輝かせてくれるが,
どちらにしろ悪党の拠点である事は変わりない。
ゼロス達を探す為,通路の奥へと進んで行く…
数分後…
正男「いやあ,城の中が熱いと思ったら溶岩を溜め込んでいたとはな…」
城の内部の至るところに溶岩の入った槽が見受けられる。
溶岩の上に浮かぶ飛び石が唯一の道変わりと言ったところだ。
五十朗「また,くそ熱いところか」
正男「早いとこ進もう」
???「おっと,それはさせないぜ!」
何処からか男の声がすると,上から数十発の銃弾が放たれる。
驚いた3人はその場から離れ,被弾から避ける。
正男「またお前か? ヘイック!」
ヘイック(???)「その通りだ!」
マシンガンを正男達に向けて撃ったその男の名はヘイック。
過去に二度も正男と対峙した雇われの殺し屋だ。
ヘイックは高い場所から飛び降り,それから飛び石の上に立つ。
ヘイック「今度こそ貴様を殺せる時が来るまでウズウズしていた。
そして,その時が来た! 会えて嬉しいぜ」
正男「また返り討ちされたいか? お前〜,奴から幾ら貰ったんだ?」
ヘイック「高級車を3台買える位の額さ。 まっ,それでも満足だ。
今度こそ,俺の鉛玉で風穴にしてやらあぁ!」
マシンガンで乱れ撃ちするヘイック。
俺は相当狙われているんだな…
そう感じながら正男はその殺し屋と応戦する。