〜 異次元 〜
人の形をした黒い物体の実力はゼロス以上に相当なものだった。
黒い稲妻,黒の波動,黒の弾丸,黒の火炎放射…
奴の技はどれも凶悪だ。 正男はそれを必死に避け続けた。
このまま敗れるのかと思われたが,次第に慣れて行き,一気にケリを付ける手段を見つけ,ついに奴を打ち倒す。
人の形をした黒い物体「ぐっ…,これ程 強い男が現れるとはな」
奴の姿勢が崩れ,片膝が地面に着いた。 それでも空かさず正男は,得意の蹴り技を奴に与えた。
気勢を込めた彼の足の威力は奴に伝わり,吹き飛ばされた後にそのまま柱の下へ落とされた。
正男「ふぅ…,甘く見てしまったな」
クリス「さすが正男ね!」
人の形をした黒い物体に勝利した正男。 だが,その束の間…
ゴゴゴゴゴ…
正男「なっ 何だ! 揺れが起きてるぞ」
五十朗「不味い事になってしまったな。 どうやら天井が崩れ出しているぞ…」
クリス「つまり,この建物は崩壊してしまうの」
正男「奴の悪足掻きみたいだな。 よしっ 急いで脱出するぞ!」
正男達は急いで,建物から脱出を開始する。
しかし,この後,正男達はどうやってこの世界に抜け出すのだろうか?