〜 異次元 〜
建物が崩れかかる中,ここから抜け出す手段を探す正男達。
3人はひたすら走り続けているが,時にこんな事を思ってしまった。
ここから抜け出したとしても,どうやって元の世界に帰れるのか?
五十朗とクリスはそう不安に思っていたが,正男だけ何故か余裕の表情だった。
気になった五十朗は正男に話しかける。
五十朗「アンタも考えているか? どうやって元の世界に戻れるかを」
正男「あぁ考えているさ。 何せ,ここは奴の拠点,奴も破壊活動するなら,
その為に作り出した兵器や生物を何らかの手段を使って俺達の世界へ送り出す。
その手段が俺達が元の世界へ戻れる切欠になるんだ」
クリス「それって,本当なの?」
正男「俺の勘だがな…,だが,これは当たる確率が高いぞ!
ただ,前に食ったアイスの棒に"外れ"と書かれていたが…」
五十朗「余計な事を言いやがって…」
果たして正男の推測は正しいのだろうか…?