~ 暗黒竜神帝国軍・領内 ~
ジェルファの魔術で帝国軍の領地へ送り込まれた正男達。
周囲は草木は一本も生えない、
大きな岩が多く転がるだけの灰色の大地が広がっていた。
正男「ここがゼロス達の陣地。
それにしてもこんな荒れ果てた環境で暮らしていたのか…。
畑とかあるんか…?」
マシュリン「決戦に来たとは思えない台詞ね…」
正男「アイツらとは何度も戦っているから、
どうやら緊張感が薄れたのかもしれないな」
ルルン「でも油断は禁物だよ」
正男「まぁそうだな、城までの道は俺が経験したものより遥かに険しいぜ」
正男達の前方には何段にも連なる巨大な崖があり、
その上には巨大な城塞が聳え立っていた。
また城へ続く道には死を至らしめる針山が生えていた。
正男「どうやら俺向けに仕向けた対抗策ってやつか?
決着への肩慣らしとして挑んでやるか」