正男「これで4回目だな」
ヘイック「くそっ…、此処に来るまで何度も死闘を繰り広げて体力が消耗している筈なのに…」
正男「考えが浅すぎるんだよ」
ヘイック「そしてその台詞…、やっぱりお前は有名人だぜ。
悔しいが、ここはずらかろう。
次会う時は本気だぞ!」
そう告げると、ヘイックは空洞の底へ飛び降りたかと思いきや、
背中に装着したジェット付バックアップが点火、そのまま何処かへ飛び去って行った。
ルルン「アイツ…、何の制裁も無しに行っちゃったよ」
正男「ゼイター…、俺を倒すと言った男がヘイックに対して温いもんだな」
ゼロス「正男…、アイツの事を教えよう。 ヘイックは殺し屋だが腰掛仕事にすぎない。
アイツの本業は傭兵のリーダーだ。
俺とスペールは軍事衛星強奪作戦( スーパー正男2 Ver2007 を参照 )で再び雇い入れたヘイックに下のメンバーを使うよう命じていた」
正男「アイツが傭兵だと…!?」
ゼロス「そのメンバーの内二人が浩二という男と戦っていた。
名はギルティアとジェルンだったかな…?
今はお前の世界の刑務所で収監していると聞く」
正男「そういえば浩二はその事を言っていた。 あの連中は奴の部下だったのか」
ゼロス「俺が何故、そのような事を教えているかって?
アイツは俺みたいに正男を倒したい気分で一杯だ。
メンバーをかき集めて嗾けてくるかもしれん。 その事だけ気を付けて欲しい」
正男「分かった。 まぁいつもの対応で…
あれ? そういや、傭兵以外にも軍服の恰好をした兵士がいたな…。
でも倒した時、身体に傷つけても血が出なかった…」
ゼロス「あぁ緑や青、赤、黄色の服を着た兵士みたいな奴か?
あれはスペールの魔術で作られた戦闘用の動く木偶人形だ。 無表情で襲い掛かるのを何度も見ただろ? 」
正男「成程…、魔術師のアイツなら出来るのか…」
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
そして奥へ進んだ正男達。
ルルン「ねぇ正男? 少しは休憩しない? 偶には僕に任せてもいいんだよ」
正男「お前まで…、悪いな」
ルルン「えへへ (#^^#) じゃあ頑張るね」