~ 最深部 ~
正男「もう止めろ! お前が復讐なんかしたって,何も変わらないぞ!」
若い青年「うるせぇーっ! (撃ち続ける) うるせぇんだよ!
あの大学はどれだけ酷いものか!」
正男「・・・・?」
若い青年「一応言っておくか・・?」
~ 若い青年の回想 ~
俺の名前はデイズ・バージー。
最先端の技術に憧れて,この大学に入った。
入学前も,科学技術には好奇心で成績優秀だった。
その好奇心と知性,大学でも生かす事が出来た。
もう直ぐ卒業が来た時,俺は悲劇が起こった。
卒業制作で仲間と共に作ったロボットが突然,暴走を起こした。
正常なプログラムを基に作ったから.暴走など有り得なかった。
自分の手で暴走するロボットを止めたが,それでも怪我人が出てしまった。
ある日,教授に呼ばれ,退学の勧告を出された。 その教授はこう言った。
「お前がいると,この大学のイメージが
崩れるから,もういらん。」
これで俺は卒業間近のとこで退学になってしまった。
だが,あの教授の言葉の事を思い出し,あの大学はそういうものだと感じてしまった。
そう考えると,ついにあの大学を許せなくなった・・。
俺はロボットを暴走するためのプログラムと
自分の指示で行動できるプログラムを作り,大学に復讐する事にした。。
最終的には危険兵器を起動させ,大学を滅ぼさせる。
~ 回想 終了 ~
デイズ(若い青年)「結局,あの大学は生徒の将来を考えていない。
メンツや利益の事を考えているようなものだろう。」
正男「・・・・。」
デイズ「そろそろ終わりにしよう。 俺のプログラムを送信して,あの危険兵器と言われる
最強のロボットを起動させてやる!」
デイズは持ってたノートパソコンを操り,プログラムの送信を行った。
すると,巨大カプセルが揺れだした。 ・・そして
バリィーーーン!!
巨大カプセルのガラスが割れ,中から黒いロボットが
浮遊をしながら出てきたのだ。
黒いロボットこそ危険兵器なのだ。
デイズ「すごい・・・」
正男「 ( これが危険兵器だと・・? ものすごいオーラが感じる。
ゼロスやスペールよりも強そうだ。)」
デイズ「俺のプログラムではお前を殺すように設定してある。
これでお前も終わりだなぁぁ ハッハッハッww!!」
デイズは狂った顔をして大笑いした。
その直後,黒いロボットは手の平から黒い球体を作り出した。
それを正男に向けて投げようとした直後・・
投げようとした手がピタリと止まり,ロボットは向きを変え…
デイズ「えっ・・・。」
ズドォーーーン!!
黒いロボットは黒い球体を投げた。
その球が何とデイズに直撃,デイズは吹き飛ばされ,壁に激突する。
デイズ「何故だ・・・。」
デイズはそのまま倒れ,やがて動かなくなった。
正男「 ( デイズのプログラムが効かないだと・・,危険兵器だけにあって,これは恐ろしすぎる。 ) 」
黒いロボットはまた向きを変え,黒い球体を大きくし,それをシャッターに向けて投げた。
シャッターは黒い球体に当り,破壊された。 シャッターの奥は何と"外"であった。
正男「 ( ずさんな管理体制だな。 ) 」
黒いロボットは外へ飛び出した。
正男「おぉーっ 逃げさねぇぞ!」
正男も外へ飛び出した。 そして自分の手の平から炎の球体を作り出し,
それを黒いロボットに向けて投げた。
黒いロボットは振り向き,投げてきた炎の球体を片手で受け止めた。
黒いロボットは正男を"先に消すべき存在"だと判断し,襲い掛かってきた。
正男「それでいい! そして来い! 危険であるお前は俺の手で破壊してやる!」