ストーリー



数日後…


~ 某所 ~


五十郎「エルズが示された場所まで此処を辿る事か…」


京都でも惨事の後、五十郎は"世界を行き来する技術"を利用して正男達がいる世界へと戻った。
当然ではあるがお土産も無しで手ぶらのまま。
自分が取った有給休暇の使い道が命懸けの戦いだというのは誰が想像したのだろうか?

彼がいる位置は開発途上の学園都市。
科学技術を輩出する第二の教育拠点とされていたが、事業を中心にあたっていた学校法人が不祥事でイメージがガタ落ち。
投資にあたっていた企業は一斉に撤退され、現在は建設途上の建物や誰もいない建物が取り残されている。
いわばゴーストタウンだ。


五十郎「まるで廃墟だな…、俺以外誰もいない」


パトカーでこの地に来た五十郎。
彼は道路の脇を止め、そこで降りた。


五十郎「車はここに置いておこう。
ロボットに襲われながらカーチェイスなんて溜まったもんではない」


リスク軽減の為、此処から徒歩で向かうようだ。


五十郎「早速、この寂れた所に煩くさせる奴らの登場か…」


目の前には京都で見た時とは異なるロボットが押し寄せて来た。