~ 市役所前 ~
春美「ふぅ・・、走って、ここまで行くのは大変だ。」
修平「それより、あっちも大変だぞ。」
市役所の玄関前の駐車場には、大通りで出会ったのと同じ、
白いTシャツの人の様な化物がうろついていた。 数は20体ぐらいだろうか…
二人の気配を察知した、化物の群れは二人の方へ向いていた。
化物の群れ「うおおおぉぉぉぉーーーー!!」
いつもどおりの大きな奇声を上げる。
大通りの時は少し怖じけていたが、今は違う。
春美「ここはいつもの魔法で突破してみせるわ。」
修二「じゃあ、頼んだ。」
春美は再び、魔法を使おうとした。 その時だった。
ズガァーーーン!!
上空から剣を持った男が、白いTシャツの人の様な化物の群れの中心に着地。
着地による衝撃で、化物の群れは、何処かへ吹っ飛んで行った。
上空から剣を持った男の姿は赤髪の青年。
青年は視線を春美へと寄った。
??「よぉ! こんなところにいるとはなww」
にやけた表情で言う青年。
春美「貴方は・・! グレイド!?」
睨んだ表情で、青年の名前を言い放つ春美。
修平「・・・?」
『誰だ?』と思っていたが、春美は青年を鋭く睨んでおり、
敵であると確信した。
春美「修平、先に行って! ここは私がやるから。」
修平「あぁ分かった。」
一瞬、戦闘に加勢しようと考えていたが、市役所の市長達の救出を最優先に
する為、春美から離れ、一人だけ市役所の中へ入って行く。
グレイド(??)「服のダッセェ野朗がいなくなったぜ。 覚悟しな!」
春美とグレイドの戦いが始まった。
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~ 市役所内部 ~
修平「何て事だ。 敵が中にまで入り込んでいる。 急がなければ・・。」