~ 市役所玄関前・駐車場 ~
春美はグレイドと名乗る赤髪の青年と交戦を続けていた。
春美「今までとは、余り変わらないみたいだね!」
グレイド「はぁ? 今度はそうはいかねぇんだよ!」
グレイドは今までとは違う意気込みで、本気を出そうとした時・・
??「うおおおおぉぉぉぉーーーー!!」
突然の大声に、春美とグレイドは驚き、戦いを止め、声がした方向へ振り向いた。
向こうから、片手にシャベルの様な物を嵌め込んだ狂人が此方に向かってきた。
二人の戦いによる衝動を嗅ぎ付け、寄ってきたのである。
グレイド「おっと! これはヤバそうな雰囲気だぜ。 今回は切り上げだ!」
そう言うと、何処かへ一目散へ走り去って行った。
春美は『待て!』と言わんばかりに、彼を追おうとするが、
シャベルの狂人が駆け足で襲い掛かってきた為、春美は彼の追尾を止め、
狂人を倒す事に優先する。
春美が狂人と戦おうと振り向くと、
そこにシャベルの狂人が立っていた。
春美「うわぁっ!」
狂人「うおおおおぉぉぉぉーーーー!!」
狂人は叫び声を上げ、シャベルで彼女を殴り掛かった。
春美は咄嗟に避けた。 振り下げたシャベルは地面のアスファルトに直撃、
シャベルに当たった地面には物凄い割れ目が出てきた。
春美「これはグレイドより、手ごわいね・・。」