~ 井戸の底の奥・滝の前の橋付近 ~
鬼の様な怪物「私ノ使命ガ果タセナカッタ!!」
無念の表情で鬼の様な怪物はフラフラした状態で横歩きになり,
崖のとこで足を滑り滝壺に落ちた。 大柄なためか水しぶきが凄まじかった。
修平「 (怒りを振舞って戦ってきたとは言え,そろそろ手強く感じてきたな。) 」
春美「修二! 早く行こ。」
修平「あぁ・・。」
二人は滝の前から先へ進んで行った。
~ ??? ~
しばらく先へ進んでいくと,向こうから赤い光が差し掛かる。
修平「向こうに何かがある・・。」
二人は洞窟の様な道から出ると,そこは地下とは思えない
広大な空間として広がっていた。 辺りを見回すと,赤色で塗られた鉄製の建造物が
建てられており,殆どは通路となっている。 まるで建設現場みたいな雰囲気だ。
春美「うそ・・,信じられない。」
修平「井戸の底から続いていたのは,こんな建造物が建っているとは…
アイツの逃亡先か?」
そう呟きながら先へ進む事にした二人であった。