ストーリー

 

~ ??? ~

 

力彦は危険兵器とこれまでに無い激闘を繰り広げていたが,ついに終止符を打つ。

力彦の幾多の攻撃でボロボロになった危険兵器は力を最大に貯め,巨大な黒球を作り上げる。

両手の指を曲げ力を入れた瞬間…

 

 

 

バァーーーン!!

 

 

 

 

巨大な黒球が破裂と同時に分裂,無数の黒球が下に向けて飛来。

全ての黒球が地面に直撃し爆発,凄まじい轟音が戦場全体に響き渡る。

 

その後,地面の至る所に黒い炎が立ち上り,硝煙が周囲を舞う。

 

最大限の攻撃を放った危険兵器は降下,その場で彼方此方を見ながら力彦の生体反応を確認する。

だが,後ろから気配がした。 危険兵器はすかさず後ろへ振り返った直後・・・

 

ザクッという音が発し,強烈な痺れが自身の機体全体に流れ込む。

 

何が起きたのだろうか? そう思い,危険兵器は下を見た。 

見ると,力彦に胴体をスタンガンで思いっきり刺し込まれていた。

 

力彦は危険兵器の攻撃から命辛々逃げ切っており,

その後に硝煙に紛れ込んで後ろに回り込んでいたのだ。

ザクッという音はスタンガンの刺し込み,機体全体の痺れはスタンガンから発する電撃だった。

 

力彦に急所を打たれた危険兵器は機体の損傷で身が震え出し,ギギギという音を発しながら上昇。

バチンバチンと機体全体に火花を散らし始めた。 ついに・・・

 

 

 

ドオオォーーーーン!!!

 

 

 

力彦の一撃が効いたのか,危険兵器は空中で爆散した。

 

 

力彦「所詮はボンクラ品よぉ…」

 

 

力彦は危険兵器の消滅を見届けた後、そのまま奥に向かって歩き始めた。

 

 

 

 

~ ??? ~

 

謎の男の視点。

 

 

???「ついに倒されか。 後は私の下に来るだけだ」

 

 

そう呟くと,テーブルの下に付いてあるボタンを押す。 すると部屋の横の壁がシャッターの様に開き始める。

壁の奥には巨大な球体の形をした装置が設置されていた。

 

 

???「同時に目覚めようとしている」