~ 上空 ~
分厚い灰色の雲で太陽が覆いかぶさる空のところで
国家自衛軍のヘリが目的地へ向かって飛んでいる。
~ ヘリの中 ~
軍隊1「彼は本気らしいな・・。 俺も軍である上に,退ける訳にはいかないな。」
軍隊2「そういえば,俺の仲間でさえ”クソを100回言うぐらいヤバイ”って言ってるからな。」
軍隊1「例えの一言が相変わらずだな川祐。」
軍隊2「ワリィワリィ・・ ところで山下。 あの山で追っ払うつもりだな?」
山下(軍隊1)「あぁ,そこはな。 眺めの良い山と言うけど,気軽に行くのは危険だと聞いている。」
川祐(軍隊2)「山登りの経験の無い奴等にとっては不利ってとこだな。
だから俺達に任務として此処に来た訳だ。」
山下「様々な想定に沿って訓練しているからな・・。 そろそろ目的地だ。」
彼等が乗るヘリはついに目的地へと到着する。
~ 眺めの良い山 ~
目的地に着いたヘリは直ぐに山のふもとに着陸した。
それと同時に山下と川祐はヘリから降りた。
山下「俺は駆除に向かうから,お前はヘリの見張りをしてくれ。」
川祐「あぁ分かっている。 それにせっかくだから,旗を持ってきたんだ。」
山下「ハァ・・? 何のため?」
川祐「あれだろ? 山の頂上に旗を設けるっていうものだろ。
山登りの成果の象徴だとテレビで言ってるんだぜ。」
川祐は山下に旗を渡そうとする。 山下は遠慮しがちだったが,
せっかくという事から何気にその旗を受け取る。
受け取った旗には国家自衛軍の紋章が付いていた。
山下「じゃあ行って来るよ。」
山下は眺めの良い山でペットモンやモンスターの駆除の任務を始めた。