ストーリー

 

~ 建設現場 ~

 

正男「ふぅ~,何とか追い払ったな・・。 そろそろ次のところへ行くかぁ・・。」

 

???「ピッカピカピッカーー! チュアアアアーーー!!

 

正男「・・・?」

 

正男の耳にピカチーの鳴き声が響いた。 

 

 

『おいそこのレッドキャップ! こっち来いやぁぁ・・』

 

 

正男はそう聞こえた。 彼はペットモンやモンスターの鳴き声で言葉を理解する事が出来るのだ。

 

正男「なんだ・・,えらい生意気な奴だな。」

 

正男はその声の方へ向かって歩いた。 すると,そこにピカチーが立っていた。

 

 

しかし,そのピカチーは野生のものとは違った。

 

色は濃い紫色で,背後に何やら暗黒さが漂うオーラが浮いている。

 

ピカチーの首元には水色のペンダントが付けていた。

 

正男「・・・・。」

 

正男はそのピカチーを見つめ,こう呟いた。

 

正男「図鑑には載ってねーぞコレ・・。

 

そのピカチーはどの図鑑にも載ってないらしい。

 

ピカチー「ピッカピカピカピカーン! ピカピカ,ピーピピカチーィィィ!!

ピカピカ! ピピピピカッチピンカ,ピィ?

 

 

正男はこう聞こえる。

 

 

『レッドキャップ! 今日は良い天気だから勝負しろよ!

どうした!? 俺を見てビビってんのか,あぁ?』

 

 

正男「・・アンタ,調子乗ると,ひでぇ目にあうぞ?」

 

 

ピカチー「ピカピカピカァーー! ピカピカピカピカピーピーピーィィィ!!

ピカピピ,ダークピカチー! チュアアアアアア!!

 

 

正男はこう聞こえる。

 

 

『うっせぇ黙れハナ○ソ! お前なんか3秒でお陀仏だよ!

いっちょ言ってやるか,俺ダークピカチー! チュアアアア!』

 

 

名前を聞いたのはいいが,それと同時に正男の理性にプツンと切れる音がした。

 

 

正男「ふぅ・・,もう3秒切ってるがね。」

 

 

ピカチー「ピカ? ピカピカピカピカァァァァーー!!!!

ピカピッカカピィィーー!!

 

 

正男はこう聞こえる。

 

 

『あぁ? むかついたぜぇぇぇーー!!!!

お前,ヌッ殺すううぅぅぅぅ!!』

 

 

正男「どうぞ,俺を殺して見て下さいってんだ! (構える)」