~ フレイム団の施設から離れた場所 ~
着地したヘリから正男とクリスが降りた。 続いて、山下もヘリから降りていく。
正男が向こうにあるアジトを眺めていた。
正男「あれか・・、ふつうのビルみたいだな。」
クリス「でも、辺りには岩が転がっているだけの荒地に
何でこんなものを建てたんだろう。」
山下「警察が此処へ来る時間を長くする為だろう。」
正男「よしっ 入ろう。 きっと、クリスのピカチーもそこにいる筈だ。」
正男達はアジトへと向かって行った。
その様子を外壁に取付けられていた、丸型の監視カメラが捉えていた。
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~ アジトの中 ~
正男達がアジトの中へ入っていくのを、モニターで確認するリーダー。
Fリーダー「奴等が来たようだな。」
仲間A「どうする? このまま入れさせていいの。」
仲間B「なぁに、心配ねぇ。 こっちはダークピカチーに任せればいい。」
Fリーダー「ダークピカチーと言えば、お前が盗んだピカチーを
魔術で洗脳させた上で強化したものか。」
仲間A「あの女(クリス)は一体なんなの?」
仲間B「あれは飼い主か。 わざわざ、軍のヘリに乗ってまで、引き取りに来るとはなww」
Fリーダー「今のダークピカチーでは負けてしまうな。 なぁ、アイツから貰った薬で強化してくれないか?」
仲間B「あぁ、やっておくよ。 ダークピカチーの第二形態を楽しみにしているんでね。」
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~ アジト・裏口 ~
ザトシ「おうおう、ここかぁ。 わくわくするぜ。」
浩二「目の前まで見ると、結構怪しそうだな。」
雪原の街から車でやって来た二人。
浩二「フレイム団はペットモン保護とは裏腹に過激的な行動を起こしていたから、
ひょっとしたら、ペットモンの暴走はフレイム団の仕業かな?と思っていたんだ。」
ザトシ「客観論で判断したんか?」
浩二「ザトシィ・・ フレイム団は犯罪を起しているんだよ。 どうも、これしか思いつかないんだよ。」
ザトシ「あぁもう、分かった分かった。」
そう言いながら、アジトの中へ入って行った。
どうやら、裏口の入り口には監視カメラが付けていなかった為、
フレイム団のリーダー達は浩二達が入っていくのを気づいていない事になる。