〜 草原地帯 〜

 

オオキノコガメと呼ばれる大亀を倒した正男。

大亀は直ぐに大人しくなった。

 

 

正男「やれやれ・・ 珍しい種類とは言え,世話が掛かるもんだぜ。」

 

 

正男は近くの大きな石に座って一休みをした。 ・・と,そこに

一人の若い男性がやって来た。

 

 

正男「あぁお前か・・ 俺に電話をしたんだろ?」

 

 

若い男性「そりゃあそうだ。 それに,この辺は片付いた様だね。」

 

 

正男「そうだな・・,アンタのとこ狩猟協会はどうなっている?」

 

 

若い男性「郊外にいるモンスターの駆除に必死さ,

普段は大人しい筈のモンスターが突然凶暴になってさ,その多くが街へと向かっていた。」

 

 

正男「そんな話,初めて聞いたもんだよ。」

 

 

若い男性「しかし何でだろうね・・。」

 

 

ピピピピ・・・

 

 

若い男性の通信機が鳴り出した。 それに気付いた彼は通信機を取り出す。

 

 

若い男性「はいもしもし・・・,

 

・・・・はい分かりました。 (通信機を切る) 」

 

 

正男「・・ん,どうしたんだ?」

 

 

若い男性「正男,ここはとんでもない事態になったみたいだ。

たった今,各地でモンスターが暴れまわっていると情報が入ったみたいだ!」

 

 

正男「他のとこでもか? 物騒な話じゃねーか!」

 

 

若い男性「何でこんな事に・・。」

 

 

正男「ここは俺の仕事みたいだな・・,おい!

暴れているとこは何処だか言ってくれないか?」

 

 

若い男性「そうだね・・・。」

 

 

モンスターが暴れている場所を言い出した。

 

 

緑の森  青い海  眺めの良い山

 

建設現場   花園の大空   雪原の街  

 

 

正男「それが全部だな・・,分かった。 俺は緑の森へ向かう!」

 

 

若い男性「俺は青い海で駆除に行ってくるよ。 そこでまた会おう!」

 

 

正男「それにアンタの名前はなんだったっけ?」

 

 

若い男性「俺は久島って言うんだ。 覚えといてくれよ。」

 

 

二人はその場から別れ,正男は緑の森へと向かって行った。

 

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