ストーリー



~ 緑地公園 ~

山々に面した広大な森を市民の憩いの場にした鶴来山市随一の総合運動公園。
自然溢れる木々の中を潜り抜けるランニングコースの他、コース沿いにある池には

水面から敷設された木造のアスレチックがあり子供達には大人気。(自己責任の上で使用)
しかし、池の上にあるという特殊な環境では木材の腐食による劣化が所々に見られる。
早急な修理が迫られるが、現在の街の財政は依然として厳しく手つかずにいる。
その為、修繕が終わるまで使用停止に陥っている。

少年が事情のあるこの公園に訪れたのは
病院へ辿り着くのに時間的にも最適なルートと認識しているからだ。

公園の照明は発電所の機能回復によって点灯している。 
暗闇の心配はなさそうだ。

どんな手段でも少年は公園内を突き進む。