~ ショッピングセンター ~
正男は従業員専用の通路を歩いていた。
とそこに何処からか,僅かな声が彼の耳に響いた。
正男「向こうの倉庫からか・・?」
~ 倉庫 ~
ギィー (扉が開く音)
倉庫の中に入った正男。 そこは大量のダンボール箱が置かれていた。
綺麗に並べており,数段ずつ積まれている。
正男は前を歩き,積まれた段ボール箱の陰を覗くと・・
民間人「ひぃ・・。」
そこに従業員を含む,十数人の民間人が隠れていた。
正男「大丈夫だ。 俺は奴等の仲間ではない。」
民間人「あぁ・・助かった。」
全員安堵した表情になった。 正男は民間人を連れて,
この建物から出ようと行動したその時・・
ゴゴゴ・・ ズガァーン!!
突然天井が壊れ,そこから鉄の鎧を装着した
背の高い男が落ち,床に着地する。
正男「これはヤバイッ! 逃げろ!」
鉄の鎧を装着した男「グオオオォォォーー!!」
3人の民間人「うわああーっ!」
時既に遅しだった。 鉄の鎧を装着した男は
持っていた鉈で3人の民間人を薙ぎ飛ばした。
その行動ぶりはまさに”狂人”である。
正男「くそっ! 何て事しやがる!」
怒りを込み上げた正男は鉄の鎧を装着した男に向けて戦い始めた。