~ 通路 ~
複雑な建造物の地帯を通り越した正男。
向こうに広々とした空間を目にする。
正男「あれは・・・?」
正男は地図を見ながら,その広間へと走り出す。
~ 謎の大広間 ~
正男「ここだ! ここが転送装置がある場所・・。
でも,どこが装置なんだ・・?」
そこで正男は,持っていた遺跡の資料を確かめる。
資料によると,その広間の床面に”星の形をした紋章”が描かれている。
その真ん中に立って,専用の物を使用すると,スターフロートシティへ移動出来るという。
正男「成る程,意外と簡単な移動方法だな。じゃあ,さっそく・・・」
ババババババン!!!
後ろから無数の銃弾が飛んできた。
正男「うぉっ!(横へ避ける」
ドドドドドーーーン!!
銃声に気づいた正男は咄嗟に左へと避けた。
そして銃弾が床面に着弾した後,爆発が起きた。
その威力はダイナマイトと同等の性能であろう。
彼は飛んできた方向へ振り向くと,そこに武装状態をしているレックスが立っていた。
謎の男からの命令で,正男の後から追って来たのだ。
レックス「よぉ赤帽子さんよ。 追ってきたぜ」
正男「(待ち伏せではなく,追って来たんだな・・)」
レックス「(奴の命令に従った方が正解だったな・・。)
ついに俺はお前をすぐに抹消するレベルに達した様だ。」
そう言うと,彼の左手に付いてある小型の機械からカッターが出てきた。
正男「そうか・・ 俺もだ。 何せ,武装集団そのものが許さねぇからな。
特に逝かれたお前が・・」
レックス「生意気に奴め!所詮,お前は力が強いだけの一般人だっ!」
レックスは一瞬の間に飛び掛り,正男との距離を縮めたところで切裂く。
だが,正男はレックスが飛び掛ろうとする行動を見抜き,
切掛かろうとしたところで真上へと飛んだ。
それにレックスの巨大カッターを振った時に
長方形の刃の形をした衝撃波を放ち,向こうの柱へと飛んだ。
ズバァッ!!
向こうの柱が衝撃波により切られた。
ドーーン!!
切られた柱はそのまま倒れてしまった。
レックス「言っておくが,このカッターは特殊合金で作られている。
これでお前に一瞬に葬れる訳だ!(襲い掛かる」
正男「流石だなレックス! 怪物以上の実力だぜ。
だが葬るのはお前の方だ!行くぜ!(手で構える」