レックス「まさかとは思わなかった。ここまで長引くとはなww」

 

正男「こっちもだ,手を焼く位だぜ。」

 

レックス「ならば終わらせてやる。

お前がやった事は全て無駄になったという事をなww!」

 

カッターで衝撃波が出る振り攻撃を連続で行うレックス。

それに伴い,正男はファイヤーボールで反撃をする。

しかし,レックスの振りの速さにより,正男の技は跳ね返される。

それでも正男は投げる速さを倍増する。 

 

ボン!

 

レックス「ぐわぁっ・・・(右手で顔左半分を押さえる」

 

彼が投げた1発が振りまくるカッターをすり抜けた。

そのままレックスの左半分の顔面に当たり,

皮膚が垂れ下がる程の火傷を負った。

 

正男「こういう技も悪くないな。」

 

自慢そうにそう言う正男。 だがレックスは彼の攻撃に当たった直後,

生意気な彼の姿を見続け,そして怒りの頂点に達した。

 

レックス「調子にのんなこのクズがぁっ!

今すぐ黄泉送りにしてやるわぁぁぁ!!」

 

レックスのカッターを垂直に上げ,そして勢いよく振った。

前と比べ,大き目の刃の形をした衝撃波が地面を引き裂きながら,

正男の下へと進んでいく。 これに対し,正男は・・

 

正男「どうかな? フレイサンダー!!

 

彼が放った炎を巻いた雷の弾がレックスの方へと放つ。

途中で衝撃波による攻撃に当たった直後・・

 

正男が放った技が真っ二つに割れた。

 

レックス「うおぉぉぉ!」

 

ドドドドォーーーーン!!

 

真っ二つに割れた技がレックスの両腕に当たった。

 

直後,彼の両腕が焼き焦げる様に取れ,地面へと落ちた。

 

レックス「うぎゃああああああああ!!!

 

両腕が無くなった事で激しく痛みが感じる様になったレックス。

 

レックス「この野朗おぉぉぉぉ!!

 

正男の方へ睨み付けると,そのまま突進を仕掛けた。

 

正男「レックス・・ お前がやった事は全て事項自得。 

正男キック!!

 

レックス「ぐはぁっ・・・(顎を喰らう」

 

そのまま吹き飛び,後ろの柱へと背中から激突するレックス。

激突された後,再び立ち上がろうとするが,かなりのダメージを背負ったのか,

すぐに倒れてしまった。

 

正男「こんな狂気の奴と戦うのは初めてだぜ・・。

別の次元ではこういう奴はいなかった筈だぜ・・」

 

何やら,訳の分からない様な事を言う正男であった。

戦闘を終えると,すぐに紋章の中心へと立つ。

 

正男「この小型のスイッチが所謂”専用の物”だな。 ・・早速。」

 

レックス「クックック・・ 」

 

正男「レックス!?」

 

正男は声の方へ振り向く・・。 そこではレックスが地面を這いずりながら進んでいた。

 

レックス「いい戦いだったぜ・・赤帽子。 だが俺を倒したところでいい気に乗るなよ・・。

お前が今行く所では”既に遅かった”

という光景になっているだろうな。

 

正男「・・それでも止めてやる。」

 

どういう展開になるか分かっていた様だ。

 

レックス「じゃあな赤帽子さんよ・・。また戦える事を期待しているぜ・・」

 

そのまま動かなくなり,息を引き取った。

 

正男「さてと,どういう展開になるか分からないが,

俺は前を進み続かなければならない・・。(小型のスイッチを押す」

 

スイッチが作動すると,地面に描かれた紋章の周りに

突如出現した光が正男の周りを包み込み,光が消えると,そこに正男の姿が入なかった。

 

そう・・,これこそがスターフロートシティへ転送する移動魔法である。

 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 

〜 スターフロートシティ 〜

 

今の浮遊都市はZECTによる武装集団により暴動の街と化した。

彼等が何故,平然と暴動を起こすのか誰もが知らなかった。 

 

それが今,真実へと近づきつつある。

 

〜 小さな広場 〜

 

シュン・・ (転送音)

 

正男「ここがスターフロートシティか・・・。」

 

正男は早速,息を大きく吸い取る。

 

正男「本当だ・・,苦しくもねぇ・・。 生まれて初めて宇宙に行けるなんて・・。

最高な気分だぜww。 ・・宇宙に行って嬉しい気分はここまでにするか。」

 

正男はとりあえず,向こうの建物の方へと進む事にした。

 

その行動を真上に飛んでいる黒いヘリが目撃していた。

 

〜 黒いヘリの中 〜

 

黒いヘリの搭乗者「レックスを倒すとはな・・ 面白いww。

ちょっくらソイツに会ってみるとするかな。」

 

 

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