~ お寺の前 ~
橋付近の敵を倒しながら進んだ二人はお寺の正門にたどり着く。
五十朗「この寺がメインスポットらしいな。」
この街で暴動が起きていたが,この寺は無事だった様だ。
無事だと感じ安心した二人であったが・・
ドゴォーーーン!!
武装ヘリが撃ち出したミサイルで寺の一部が破壊された。
由美「何て事するんやーっ!」
由美は武装ヘリに向けてクナイを投げた・・・
というより,クナイではなく持ってた携帯の通信機だった。
ドォーーーン!!
通信機は武装ヘリに直撃,ヘリはそのまま炎上して落下し爆発した。
五十朗「あれを投げてどうすんだよ・・。」
由美「・・・・。」
唯一の連絡手段が絶たれてしまった。
呆然としていた由美,だが直ぐに開き直った。
由美「そんな事より五十朗,早くお寺の中に入って,アレを探すけん。」
五十朗「アレって何だよ・・? って,おいっ!」
五十朗は由美に片手をつかまれ,そのままお寺の中へ入ってしまった。
そんな彼等の行動を見た者がいた。
建物の陰で隠れていた茶色のコートを被ったいかにも怪しそうな男が
彼らの行動を見つめていた。
??「”カラクリ”があるとは知らんと入ってしまったな。
警察とは言え,所詮こんな程度,後で後悔するといい!」