~ 神殿・最深部 ~
五十朗「ここまで辿り着いたら・・・」
由美「ぺっ ぺっ (唾を吐く) 気持ち悪い奴がいるけん。」
二人の先には,植物の怪物が居座っていた。
その怪物は睨み付きながらこちらの方へと振り向いた。
顔は女性だが,上半身は木の様な身体にツタが巻かれており,
下半身は巻きついた茨が気持ち悪さを漂わせる。 部分的に機械のコードが目立つ。
植物の怪物「ギーーー・・ ニンゲンダ,タベテヤル!」
地面から茨が飛び出し,二人の方へ鞭の様に振り回してきた。
五十朗はそれを剣で切り返す。
植物の怪物「グエェェ・・」
どうやら痛みが伝わった様だ。 怪物は呻き声を上げた後・・
口から多量の酸の液体を吐き出してきた。
五十朗「うぉっ,危ねぇっ (避ける) 」
植物の怪物「サァオトナシク・・ ワレノイチブトナレ」
五十朗「お断りだ!」
由美「嫌やっ 気持ち悪い奴の養分にされたくないけん。」
植物の怪物「ナラバ,サン(酸)ヲエイキュウニハキツヅケテヤル!」