ここはサウスレシア観光地区の南のところに海がある。

岸沿いにはサラッとした砂浜があり,その奥では松の木が生い茂っている。

 

 

その砂浜で一人の緑の帽子を被った若い青年が緑のシャベルで砂を掘っていた。

どうやらこの砂浜では砂中に貝が潜んでいるらしい。

 

 

早速,貝を取り出した青年。

 

 

若い青年「うーん・・ この大きさでは晩御飯に満たされないね。」

 

 

彼の名は浩二であり,正男の弟である。

 

 

彼は昨日,本屋で偶然にも『みんなの潮干狩り特集』という雑誌を立ち読みしたところで,

意外にも興味が湧き出した。 ここへ寄って来たのは,

この海岸には人通りが少なく,貝が沢山埋まっているからである。

だが,不安定な気温の日々が続いていたせいか,それ程の数ですら採れない。

 

 

浩二(若い青年)「環境に影響しているな・・。」

 

 

環境の悪化に落胆してる,そう思い込んだその時・・

 

 

ズダァーーン!!

 

 

浩二に目掛けて銃弾が飛んできた。

 

 

浩二「うわっ!」

 

 

驚いた浩二は持っていた緑のシャベルで銃弾を跳ね返す。

どうやらそのシャベルは特殊な材質で出来ている様だ。

 

 

浩二「こんな時に,いきなり何だっていうんだ!」

 

 

飛んで来た方向へ向くと,そこは1本の松の木。よく見ると,横に人影の様なものが映った。

遠くであったが,彼の高度な視力でその姿を判別する事が出来た。

 

 

浩二「コイツはまさかZECT・・!?」

 

 

まさにその通りであった。 するとZECTの一員は西へと逃げて行った。

 

 

浩二「堂々と僕に撃ってくるんだな。 ・・こっちが相手にしてやるぞ。」

 

 

服の裏からサングラスを取り出し,浩二に顔に着ける。

そして逃げた方向へと追いかけて行った。 

 

 

これにて潮干狩りに来てた

浩二の戦いが始まったのである。

 

 

RED ZONE the Koji

 

 

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