ストーリー

 

~ 豪華客船 ・ 先端部 ~

 

正男「ふぅ・・、船の中の敵を倒したぜ。」

 

 

クリス「やっぱ正男君がいると安心するね。」

 

 

二人は客船の司令室から再び外へ出て今、船の先端に立っている。

 

 

クリス「船の上で外の景色を見ると癒されるらしいけど・・、今はそんな雰囲気じゃないわね。」

 

 

ここにいる感想を細々と述べた。

 

 

正男「奴等のせいだよ・・、早めにぶっ潰して、元のリゾート気分を取り戻すぞ。」

 

 

二人は先端部を離れようとしたが・・

 

 

正男「待て・・ クリス・・。」

 

 

クリス「えっ・・?」

 

 

直後、正男は動こうとした足を止めた。 後方の離れたところから僅かな気配を感じ取ったのである。

 

 

正男は後ろを振り向かず、自分の片手を後方に向けて・・

 

 

バァーーーーン!!

 

 

フレイサンダーを放った。

 

 

その技は後方の離れたところに当てた。 その後、そこで何かが飛躍する音がした。

 

 

スタッ

 

 

飛躍する音をするものは直ぐ、正男達の後ろに着地する音を出した。

 

 

此処まで来たと感じた二人は後ろを振り向いた。

 

 

その音をするものの正体は・・

 

 

正男「お前は誰だ・・?」

 

 

??「俺の名はヘイック! お前を殺しにこの船に乗り込んだ。」

 

 

正男「成るほど・・、どうやら殺し屋みたいだな。 誰かに雇われたんだろ?」

 

 

ヘイック(??)「なぁに独断だよ。 ・・にしても、俺が上で待ち伏せしたところ、

お前が下から出てきてな・・。 まぁ丁度良かったよ。

スナイパーライフルでお前の頭を狙撃するのに適しているからなww。

まぁ俺のその先の想像とは違った・・。 俺が狙撃しようとした時、お前が後姿のまま、

俺に向けて技を放った・・、これで狙撃は失敗だ。」

 

 

正男「だから殺意が感じられたんだ・・。」

 

 

ヘイック「よく分かったよ。 噂では超人と言われていたらしいが・・」

 

 

クリス「正男君を甘く見ないでよ。 彼は素人じゃないんだから。」

 

 

正男「( 素人ってなんだよ・・。 )」

 

 

ヘイック「んっ? (クリスを見つめる) そこの女はお前の彼女か?

占拠している船の上でデートとかまさにキチガイじみてるなww。」

 

 

正男「はっ? ちげーよ!!」

 

 

クリス「私は独身よぉ・・ アンタって奴は!!」

 

 

ヘイック「まぁいい・・ しょうもないジョークは置いておこう。

お前等は今日の夕日を見れぬまま最後を迎える。 」

 

 

ヘイックはマシンガンを持ち、銃口を正男達に向けた。

 

 

正男「今日の夕日を見れると思うが・・ (構える) 」