ストーリー

 

~ 工場・倉庫 ~

 

クリス「ここ倉庫だよね・・。 何を作っているのかしら」

 

 

川祐「此処はな、鉄で物を組み立てているんだ。 ネジ等の部品からビル建設に使う鉄骨とか

製造品目が幅広えぇってとこよ。 中規模の企業が設立した工場なんだが、

世間ではエメラルドシティの大黒柱だってさ。」

 

 

クリス「ふ~ん・・。」

 

 

正男「おいっ 静かにしろ・・、物凄い何かが俺達を狙っている。」

 

 

二人「・・?」

 

 

正男は気配を感じた。 物凄い何かが狙っている事を・・・

 

 

カチャ・・

 

 

正男「避けろおおおぉぉぉ!!!」

 

 

攻撃される事を察知した正男が叫んだ。 その叫びは二人に届き、咄嗟に横へ避ける。

 

 

ドドドドドドドドドド!!!!

 

 

上前方から物凄い数の弾が床を一直線上に進みながら、着弾する。

正男の咄嗟の判断で、銃撃される事は無かった。

 

 

川祐「すんげぇ弾が飛んできたぜ・・」

 

 

クリス「なっ 何なのよ・・」

 

 

正男「これはガドリングを使ってるだろう・・。

だが、アレを装備しているいつもの奴等とは比べ、桁違いだ!」

 

 

正男は上を見上げる。 すると、上にある鉄骨の横柱の上に

大柄の敵が両手2丁のガドリングを構えていた。

 

 

実はその敵こそ、『オープニング』で両手にガドリングを装備した

分厚い体格をし、部下を輸送車両乗り込みを指示した鉄の怪人である。

 

 

その鉄の怪人は横柱から飛び降り、床に物凄い音と地響きと共に着地する。

 

 

鉄の怪人は正男を見ると、片方のガドリングを彼に向け、銃撃した。

 

 

正男「うわっ! 殺す気は相当らしいな。」

 

 

鉄の怪人「挨拶なんぞ無用! 俺達ZECTをまた邪魔するようなら、

誰であろうと撃ち殺す。 お前の仲間も含めて・・・なっ!」

 

 

両手のガドリングで前方に向けて、銃弾をばら撒くかのように撃った。

被弾を避ける為、3人は柱に隠れた。

 

 

川祐「おいっ! そろそろ援軍が来るっぽいから、逃げたり隠れたりしないか?

その方が戦うより楽でいいからよ。」

 

 

正男「あぁっ! ふざけんな! あんなのは重火器を持ってるだけの

激しいだけのパフォーマンスに過ぎん。 ゼイターという男よりまだ戦い易いほうだ。」

 

 

川祐「ゼイターって、誰だよ!?」

 

 

鉄の怪人「俺の戦闘能力をパフォーマンスだと・・ 

 

うおおおぉぉぉっ!!

 

 

鉄の怪人は助走をかけた後、柱に向けて突進! 

正男が隠れる柱は鉄の怪人の突進により、破片を飛び出しながら木っ端微塵と化する。

 

 

突進に気づいた正男はその柱から離れた。

 

 

正男「怖気ている暇があるなら・・、隠れながら俺を援護してくれ!」

 

 

川祐「何だとっ! 俺のメンツの事を考えると、隠れて戦う訳にいかねぇな。

やっぱり援軍が来る前に清々堂々と戦うぜ!」

 

 

正男「何故か開き直ったみたいだな・・」

 

 

クリス「私も何とか戦わなきゃ」