~ 城の内部 ~
正男「古びた城だな・・、一体何のために造られたんだが・・。」
そう呟きながら、城の内部の通路をトコトコと歩く3人。
だが、ZECTの幹部 レックス・ウィリアムが
200m先のT字路の角で、攻撃態勢の状態で隠れていた。
先頭に立つ正男がある程度の距離を縮めた瞬間、
レックスは角から飛び出し、
正男達に向けて、両肩の付くマシンガンを
約五十発の銃弾を発砲した。
その威力はダイナマイト同等だと言われている。
レックスが現れたのを気づいた正男は
『避けろ!』の一言で、3人共、壁際の柱へ避けた。
レックス「ギャハハハハ! 久しぶりな! 赤帽子さんよ~。」
正男「レックスか・・。」
川祐「レックスだと! 聞いた事あるぞ・・。
奴はZECTの幹部・・、どっかのニュータウンで
暴動を起こさせたクソ野朗ってとこか・・。」
クリス「いきなり攻撃してくるなんて、卑怯ね!」
レックス「フン! 小娘よ、戦いには卑怯という手もあるんだよ。」
川祐「やはり、コイツは冷酷なキチガイ野朗だぜ・・。」
レックス「ククク・・、赤帽子さんよ。 またも、殺し合いが出来るみたいだな。」
正男「にしては貴様・・、俺の弟にさえ、殺られてるらしいな。
お前との殺し合いなんぞ、軽いもんだよ。」
レックス「あの緑臭い奴はお前の弟かぁ? あれはちょっと油断しただけさww。
さぁてと、殺し合いを始めようぜwww」
正男「( アイツの戦いには慣れているが、やはり油断は出来んな・・。 )」