ストーリー

 

~ 城の外 ~

 

正男「これは!?」

 

 

屋上に入り、城の外へ出られた正男達。 

そこには大量のミサイルが置かれていた。

 

 

川祐「奴等め! ミサイルを造って、何しやがるんだ!」

 

 

正男「それは敵に聞かなきゃな・・。」

 

 

~ 城の内部・王座 ~

 

再び城の内部に入り、王座へと足を踏み入れる。

 

 

正男「ここだと、誰かいるんじゃねーかと思っていたが、

案外、一人もいなかったみたいだ。」

 

 

川祐「ゲームとかアニメとか良くある事だが、現実じゃあ、

さほどの事は無いだろう。」

 

 

??「お前らああぁ! よく来たなぁww!!」

 

 

正男達にとって聞き覚えのある声、振り向くと、暗い影から

ゼットの姿を現した。 両手にロケットランチャーを抱えたまま・・。

 

 

正男「こういうところに敵が来るのはお約束のようになってきたな・・。」

 

 

川祐「コイツが元大佐か・・。 それにしても凄い腕のパワーだぜ・・。」

 

 

正男「元大佐・・?」

 

 

川祐「あぁゼットというキチガイ野朗は、以前、国家自衛軍の大佐であり、

エメラルドシティに駐在していた。 俺よりすげぇ実績を持っていたが、

どういう訳なのか止めちまったらしいんだ・・。」

 

 

クリス「えっ? あれが元軍のお偉いさん? 信じられなーい・・。」

 

 

ゼット「おいお前らあぁ! 何、ボソボソと喋ってんだあ? 

俺はちょっと怒ってんだぞ。 何せ、お前らのお陰で都合がより悪くなったんだしさあ・・。」

 

 

正男「都合が良ければ、俺達も良くなるのか? ざけんなよ・・。

何で、てめぇが過激派組織を作り、あのZECTと手を組んじまったんだ?」

 

 

ゼット「フン、ここまで来たもんだから、全部教えてやろう。 

どうせ死ぬだろうからな。」

 

 

ゼットは理由を言い始めた。

 

 

ゼット「市の連中は軍の予算を削りやがったんだ!。

観光をより重視した政策を取ると言ってきてなぁ・・。

予算削減を撤回しろと言ったんだが、無視された。

何せ、奴等は観光・物流関係と深い関係があるからな。」

 

 

正男「それは皆で協力し合って繁栄させたんじゃないか?」

 

 

ゼット「だが、俺はとても悔しかった。

俺は史上最強の軍隊を作りたかったんだあぁぁ!!!」

 

 

川祐「はっ?」

 

 

ゼット「だから、奴等を『頭の中がほぼお花畑で、金しか考えない連中』と見なし、

復讐を決意した。 まず、俺は軍を辞職し、過激派テロリスト HIT を設立した。

暴れたい奴等を呼び寄せる事で、組織を大きくしたが、それでは戦力が足らなかった。

俺はそれに悩んだのだ・・。 このまま計画が台無しになろうとした時、

アイツに出会ったのだ。 そいつの名はダーク・ゼイター。」

 

 

正男「ダーク・ゼイターだと!!」

 

 

ゼット「奴は破壊、混乱、殺戮といったえげつない物を好んでいる。

復讐したい俺に気に入られたみたいなんだ。 そして、俺はゼイターと手を組んだ。

その後、ようやく、ZECTと共にこの街を攻撃する事が出来た訳よ。」

 

 

正男「成る程、最強の軍隊を作る夢が消えた

恨みでこんな事をしてしまったと・・。」

 

 

クリス「見下げた軍人ね!」

 

 

川祐「くだらねぇ言い訳だ。 国家自衛軍とは何か知っているか?

人々を守る為の軍隊なんだぜ。 最強の軍隊なんか作って何の誇りになるってんだ?

自慢したいだけじゃねぇか?  

それに、予算削ったからクーデター? んなもん知ったことかぁ。 

お菓子に取り上げられて逆ギレした子供と変わらんぐらいの我侭さだ。

これじゃあ、軍人の恥だ。 お前は他サイトの軍人さんから白い目で見られているだろう。」

 

 

ゼット「うるせぇ! お前らぁ、うっせぇーぞ!! お前らを倒して、

あの街をミサイルで滅茶苦茶にしてやらぁ!!」

 

 

そう言うと、ロケットランチャーから大量の弾が発射された。

正男達は撃って来るのを気づき、柱の方へ避けた。

 

 

クリス「あのミサイルは街を落とす為に置いてあったのね!」

 

 

川祐「野朗! 奴の顔を和式便所の底に

突っ込ませたいぐらいだ!!」

 

 

正男「レックスを追う前に、先に奴を倒さなければ・・。」