ストーリー

 

~ ZECTの本拠地 ~

 

本拠地内部を進み、途轍もなく広い空間に辿り着く。

その先の通路へ続く橋では、至るところに鉄板が取り外されており、

足を踏み外せば、そのまま より深い下へと落ちてしまう。

 

 

正男達は途切れた足場を転々と進む。 

このまま、向こう岸まで辿り着く筈だった。

 

 

???「ついに、来たか! 赤帽子」

 

 

正男「レックス!」

 

 

正男は上を見上げた。 上にある鉄骨の足場から

レックス・ウィリアムが立っていた。

 

 

レックス(???)「俺達の住処へようこそと言いたいが、

お前という奴はとうとう此処まで来てしまったからな・・。」

 

 

正男「当たり前だろ! お前らがやった事だ。」

 

 

レックス「フン! あの時のように倒せると思っているな・・。

だが、見てろ! ニュータウンの暴動でお前と戦った時とは違う瞬間を!

 

ウオオオオォォーーーーー!!!!

 

 

正男「なっ!!」

 

 

川祐「うぉっ! アイツが見る見るうちに

ドラゴンっぽく変わっていくぞ!」

 

 

大声と共に、レックスの肌が緑に変色した。

それと同時に背中には羽を生やす等、身体全体に変形し、

やがて、レックスの姿は半機械化された人型竜へと変わっていった。

 

 

正男「お前も、生物兵器だったのか?」

 

 

レックス「そうだ! 俺も生物兵器の一人。 

お偉いさんが恐竜の遺伝子を組み合わせて、俺を誕生させたのだ。」

 

 

そう言うと、口から炎を噴出した。 それを避ける正男達。

 

 

川祐「やばいな・・」

 

 

レックス「どうだ! ちびっただろ! 

オムツでも持っていくべきだったな!!

ギャハハハハハハハ!!」

 

 

正男「くそっ! だからと言って、調子乗らすなよ!!」