~ ゼットの本拠地 ~
第二形態に変形したレックスは飛び回りながら火を吐き出したり、
カッターで衝撃波を繰り出した。
正男はフレイサンダーで追尾性能を付けて、
飛び回るレックスを追撃を行う。
レックスがカッターで大振りで今までより威力の強い衝撃波を放つ。
そこに隙が出来た。
正男は衝撃波を避けた後、自身の両手をくっ付き、
レックスに向けて、高威力のフレイサンダーを放った。
彼の技がレックスの右羽の部分に直撃する。
レックス「うおおぉっ!!」
レックスは態勢を崩し、そのまま落下し始める。
正男は落下するレックスに近づき・・
ブスッ!!
自身の強く握った片手でレックスの胸部に突き刺した。
止めの一撃に相応しいものである。
正男「オルガクラッシュ!!」
レックス「ぐふっ・・!!」
レックスの体内に突き入れた片手でフレイサンダーの技を発動、
その技がレックスの体内にある臓器や血管等、あらゆる物に損傷を与えた。
正男「お前の第二形態なんぞ、大した事ねぇ!」
レックス「フッ・・・、赤帽子にしちゃあ・・・、
極めているじゃねぇか・・。 殺れよ・・。」
正男「フン!!」
ボォーーン!!
再び、オルガクラッシュを発動。 先程とは違い、高威力のものである。
レックスの体内が耐え切れなくなり、上半身が木っ端微塵に吹飛んだ。
吹飛んだ際に出た血飛沫が正男、そして川祐やクリスにも掛かった。
破裂されず残った下半身は、そのまま深い底へ無残にも落ちて行った。
赤帽子こと正男に一度敗れた恨みで、第二形態になってまで挑んだレックスだったが、
またしても、無残な形で敗北する結果に終わったのである。
正男「さぁ、行こうか・・。
お偉いさんの顔が久しぶりに会えるのはもう直ぐだ。」
川祐「あぁ、すんげぇ戦いだったぜ。」
正男達は途切れた足場を飛び移り、奥の通路に辿り着き、
再び前へと進んでいった。
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その頃、ゼイターは・・
ゼイター「ふっ、そろそろ来るみたいだな。」