ストーリー

 

~ 王座 ~

 

怪物「グオォォォ!!」

 

 

怪物は高らかに声を上げ、キャラピラで急発進、猛高速でリックスに近づき、

ガドリング砲で殴りつけようとしたが、リックスはガドリング砲の殴る方向を見抜き、

軽く避けた直後、怪物の機械の胴体にチェンソーで貫いた。

 

 

怪物「グギャアアアッ!」

 

 

機械内部の配電盤がショートし、怪物は電気ショックで痺れ、唸り声を上げた後、頭部が破裂した。

また、両方のアームの接合部分からボンッという小さな爆発音と同時に、アームが取れ、床に落ちた。

 

 

リックス「ふぅ~、やれやれ、骨身が削りかけたぜ。

お城の優秀な兵士でも、こんな野郎を見たら、足が竦んでるかもな」

 

エリーナ「お陰で時間が費やしたわね。さっさと、この城から…」

 

 

ドオオオォーーン!!

 

 

リックス・エリーナ「ギャアアッ!!」

 

 

突然、死体になった怪物が爆発した。 どうやら、内部の機械が怪物の体液に触れてしまい、

再ショートで負荷が耐え切れなくなってしまった様だ。

 

爆風で二人は吹き飛び、城の窓を突き破って、城外へ飛び出してしまった。

 

城の高さは15階建てのビルぐらいであり、王座は15階ぐらいの高さに位する。

二人はその高さから下へ落ちて行く。

 

 

リックス「アアアアアアッ!!!

 

エリーナ「イヤアアアアッ!!!

 

 

ドボオオォーーーン!!

 

 

幸い、二人はお城の裏側のお堀に着水したようであり、地面への激突は免れた。

また、予期せぬ事を想定して激突等による衝撃を和らげる魔法を掛けており、

最小限のダメージで済まされた。 だが、泥まみれのお堀だった為、またしても、

汚れてしまう羽目になった。

 

二人はお堀から這い上がった。 二人は服に付着した腐臭の漂う泥を出来る限り払い落とす。

 

 

リックス「もう、泥まみれはウンザリだぜ!」

 

 

そう呟きながら、二人は聖地へと足を踏み入れに行った。

 

 

~ 聖地 ~

 

リックス「ここが、エルティナス北部の聖地か…、ここも奴等の手に堕ちてしまったな」

 

 

聖地に辿り着いた二人。

聖地はエルティナス街の北部にあり、また聖地の北側には湖がある。

そこには女神が住まうという伝説が今でも伝えられており、神聖な場所である事から、

聖地の関係者以外は立ち入りが禁じられている。

 

しかし、突如現れたドロドロの怪物共はお構いなしである。

怪物共は聖地に侵入しており、所々に建造物の破損、泥が付着したりする等、荒れ果ててしまっている。

 

 

エリーナ「ここも酷くなっているわね、早く助けきゃ!」