~ 黒い大型の飛行機・内部 ~
とある一室、普段は物置として使われるこの部屋で眩い光が放たれた。
光が消えると、そこにリックスとエリーナが立っていた。
女神の魔法で一気に、謎の黒い飛行物体と呼ばれる飛行機の内部へ乗り込む事が出来た。
リックス「ふぅ~、一瞬だったな」
エリーナ「ここは、アレの中ね。 でも、何なの? 壁や天井は鉄だけど、質感も作りも違う」
リックス「それに、そこら辺の物は俺達の日常で見れる物ではないな…」
エリーナ「どうやら、相手は私達の文明を遥かに超えた存在なのかもね」
そう会話をしつつ、鉄の扉を開け通路を出た。 文明の違いに二人は興味津々である。
…だが、此処に乗り込んだ目的は忘れてはいない。
リックス「しかし、どっち行けばいいかなぁ?」
そう呟きながら歩いると、そこに赤い光線が横3本張られていた。
壁に備え付けられた赤外線発行装置から放たれていた。
何だこの光線は?とそういう風に見詰めていたが、直ぐに気にしなくなり、そのまま素通りをし、赤外線に触れた。
天井のランプが赤く点滅すると共に、ブゥーブゥー音が鳴らし始めた。
リックス「うわっ、脅かしやがって!」
エリーナ「リックス、向こうから敵が!」
その先に、物騒な格好をした兵士らしき敵の3人が此方へ近づいてきた。
青く光るブレードを手にしながら
リックス「こうなったらっ… おりゃあっ!」
ズバァッ!!
それに応戦する様、二人は敵3人にチェンソーで腹を真っ二つに切落とした。
敵の3人はその場で倒れた。 斬られた際に出た血は赤では無く、水色であった。
リックス「コイツら、悲鳴も上げなかったし、それに血が水色だ」
エリーナ「一体何なのかしら…? まぁいいわ、とにかくゴミの放出を止めなければ!
エルティナスに未来の為にも」