ストーリー

 

~ 軍施設・倉庫 ~

 

広い空間の中で飛び回る骨の怪物を、

彼はコンテナの陰に隠れる等の応戦で、ようやく撃墜させた。

行く手を阻む敵に勝利し、僅かながらの興奮を得た後、出口へと向かって行く。

 

* * * * * * * * * * * * * * * * 

 

~ 受付 ~

 

受付と思しき場所に辿り着いた彼。 ここの受付では宿泊手続を行うところである。

しかし、今は謎の怪物の襲撃により、床の板が剥がれたり、

電灯がケーブルが露見した状態で垂れ下がっている等、かなりの荒れ様になっていた。

 

受付の直ぐ横に出口があった。 しかし、彼の視線は出口ではなく、

通路への入口の方に向いた。 そこの床に人影が映っている為だ。

 

人間と思いながらも、彼は銃を構えていた。 

人の影だからと言って人間とは限らず、

それが化け物である可能性があるからだ。

 

彼はそっと歩み寄り、入口の角にまで達した。 生死の賭けという覚悟を持ち、

固唾を飲んだところで、入口の角に曲がりこむ。

 

 

??「うわっ! よせ!」

 

 

青帽子の少年「・・!?」

 

 

彼は即座に銃を下ろした。 人影は人の形をした化け物ではなく、

正真正銘の人間で生存者であった。 しかも、その生存者はASであった。

 

 

軍の関係者しか入れない筈の施設に10代の若い少年が入た事で、

ASは一時困惑を示したが、直ぐに冷静を取り戻す。

 

 

AS(??)「驚いたな、生存者の割に子供だなんて・・。 どこで紛れ込んだんだい?

まぁいいや。 君、ここにいたら危険だから、僕と一緒に付いてきてくれ。」

 

 

ASの言葉に、青帽子の少年は安心した表情を見せた。

お互い初顔合せでありながら合流し、施設から脱出した。

 

* * * * * * * * * * * * * * * *

 

~ 施設入口前 ・ 駐車場 ~

 

施設を脱出した二人は、宇宙街へ避難しに行く事になった。

駐車場には数台のジープが停車しているが、起動するのに鍵が必要になる。

だが、ASが持つ鍵は受付に預けてしまったので、再度施設に戻らなければならない。

しかし、折角脱出を果たしたのに怪物のいる施設に戻るという事になれば、

溜まったもんじゃないと考え、ジープでの移動は諦め、徒歩で宇宙街へ向かった。

 

少年も、鍵を探す気力が失せていた模様。