~ ホテル ~
ホテルに乗り込んだ正男は玄関ロビーやレストラン、会議場など回り込む。
そこには暴動の疲れでゆっくりと寛いでいる敵がいた。
正男「街を滅茶苦茶にしておきながら、思いっきり寛ぎやがってこの野朗!」
街の悲惨を嘲笑っている印象を受け捉えた正男はすぐさま、己の拳で生意気な敵達を粉砕した。
正男「迷惑な客は入なくなったな…。ちょっと最上階まで行って、街の様子を窺ってみるか」
正男は街の様子を見に行く為、エレベーターに乗り込み、最上階へと登って行く。
~ ホテル最上階・寝室 ~
寝室に入り込んだ正男。 突如、クローゼットからナイフを持った兵士が飛び出し、切り掛って来た。
だが彼の敵の気配の察知能力は凄まじかった。
ナイフを持つ腕を掴み、思いっきり捻り神経と骨を寸断。
腕の力が落ちナイフを落とすと、すぐに兵士の顔面にパンチを5発喰らわせる。
潰れたアンパンの様な顔面になった兵士はその場で倒れ込み動かなくなった。
顔面強打の衝撃で脳が破裂してしまったのであろう。
正男「こいつ…、苦悶すら浮かべていなかったな。 痛みを知らねぇのか?」
倒れた兵士に一言を放ちながら、ベランダに移動する。
ベランダに着いた正男は額を手で覆いながら前方を眺める。
前方には街の景色が望み、夜間になる明りで輝き、宿泊客の心の穏やかにさせる。
しかし、この日は謎の武装集団による襲撃のせいで照明等による明りではなく、
破壊活動による火災で街全体を輝かせている。
正男はやるせない気持ちでその状況を己の目に映しこんだ。
正男「あいつ等が心配だな…、上手くいっているんだろうか?」
守が率いる治安部隊の事を心配に思う正男。 …その時、空の上に何かがこっちへ飛んで来た。
正男「…んだアレは? ホッピーか? それともエアームズか?
いやっ あれは物騒な怪物だ!」
こっちへ向かってくる飛来物の正体は、羽を生やした人の様な怪物だった。
ショッピングセンターでも怪物が存在したが、一体だけじゃなかったとは…
その怪物の片手にはロケットランチャーを持っていた。
正男「あぁ不味いぞこれ…」
彼の予感が当たった、正男を見つけた怪物がロケットランチャーで一発、正男の寝室に向けて撃ち込んできたのだ。
ドゴォーーーン!!!
正男「うわああ!!」
ロケットランチャーの弾が寝室に着弾し爆発を引き起こす、その時の正男はバスルームに避難していた為無事だった。
正男「あの野郎、ファイアーボールで撃ち落としてやる」
再び、ベランダに出た正男は反撃に乗り出す。
だが、どうしたものか…? 相手は彼の反撃を乗らず、池の傍にある広場に向かって飛び去って行った。
正男「何だよ…、戦いたかったら其処まで来いって事か? 分かったよ、行ってやるよ!」
挑発に乗った正男は寝室から出て、怪物がいる広場へ向かって行くのであった。