ストーリー

~ メモリアルパーク ~

墓場の中を掻い潜り、池の水面上に立つ飛び石を渡って行く。
最後の飛び石からアスファルトの地面に飛び移る。
正男の前には白を基調とした独創的の建造物が見える。


正男「ふぅ、ここが葬儀会場か…」


それがメモリアルパークの敷地内にある葬儀会場。
人の死を弔うために行われる祭儀が行われる施設である。

亡くなった人の為だけでなく親族といった残された人の為に
行われるという意味合いが込められている。
残された人達が亡くなった人の死を向き合い心の中で受け止めるのを
援助する儀式でもある。

しかし、死と向き合うその場所で別の意味で向き合うとは…


「資料によると奥に火葬場があるってか」


指でスマホを操作をし、画面から資料に記載されている地図を見て、情報を確認する。
よく見ると葬儀会場の隣に火葬場が建てられている。


「葬儀場と併設なんて珍しいな…、倫理的に大丈夫なのか…?」


施設に対する主観論を口しながら、施設の入り口を通り抜ける。


「やれやれ、何度も現れると飽き飽きするぜ」


玄関に来ると、エントランスには鉄パイプや斧、刀を持ったヘルメットの男の集団が待ち構えていた。


「ここで俺が死んじまったら、浩二は墓参りで
時間を潰す毎日を送るんだろうな…。 そうはならないようにしねぇとな」


その後、集団に対し必殺技でかまし奥へ進んでいく正男であった。