ストーリー

~ 中心部 ~

守が率いる部隊の下へ到着した正男。


正男「遅れてすまなかった」

守「別に構わないさ。 早速の本題だ。」

正男「あぁあれか…、言わなくても大体分かった」


彼らの先には地面から突き出す謎の黒い手が何本も生やしていた。
その忌々しいケデモノの手は隊員を爪で引き裂き、首を掴んで骨ごと砕いたりと
恐ろしく残虐なまでに死を至らしめているという。


守「それに偵察ドローンで撮影した映像だが…」


守はスマートフォンを正男に見せた。

画面には駅ビルの屋上で一人の黒く長い髪を延ばした女性が笑顔で
地上を見下ろす姿が映っていた。


正男「レックスと同じ人間か…」

守「この女が隊員を惨い事をしているんだ」

正男「成程…、これは酷い。
手の動きであの黒い手を操っているそうだな…。
それに兵士に指示を出しているのか…。 幹部クラスか…?」

守「根拠は無いが、おそらくそうだろう…」

正男「なら何かしら情報を持ってそうだな…、じゃあそいつに話掛けてくる」

守「気を付けろよ」

正男「大丈夫だ」


守とのやり取りの後、正男は駅ビルへと駆けて行く