倒し方

このボスは踏めません。 ↓キーで斜めと水平を両方に放つファイアーボールで倒しましょう。
また回避手段として↓キー+Zキーで水平に体当たりするサイコクラッシャーアタックが発動出来ます


ストーリー


ダークゼイターと名乗る黒服の男。 暗めの服装に常に落ち着いた物腰。
悠々たるこの姿も、彼はれっきとした事件の張本人であり、集団のリーダー、恐ろしい怪物を生み出した凶悪の存在。
見た目と中身は違う。 第一印象だけで判断はしてはいけない。

そのつもりで挑んでみたが結果は正男の予想通り。
両手をズボンのポケットに入れたまま、正男の格闘技を軽々しく避けたのだ。


ダークゼイター「ほう次は何が来るまたジャブか? フックか? それともアッパーか?
ありきたりの喧嘩技だけでなく、拳法や空手、柔道、ボクシングとか使ってみたらどうだ? ん?」

正男「挑発はよしたほうが良いぞ!」


正男はゼイターに合気道を掛けた。 だが、受け止められる。


ダークゼイター「ほう、色々習っているんだな。 俺だってこのように本で習った技を身についている」


本を読んだ事を自慢した。 そして高速掌底打ち!


正男「うおっ! うわあああっ! うがああっ!」


とっさに両腕でクロスしてガードするが、ゼイターの力を受け止めきれず、吹き飛ばされ標本のカプセルに叩きつけられる。
その衝撃でカプセルのガラスが割れ、液体と標本が流れ落ちる。


ダークゼイター「どの武術も興味あって大好きだ」

正男「あぁそうだな、俺もだよ。 一つずつ覚えるのは大変だがな…。
お前の軽そうな面を見ると負ける気が起きねぇ!」


それでも挫けず、ダークゼイターに挑んだ。 
フロア中が響き渡る程の衝撃と轟音。 二人の肉弾戦は凄まじかった。
それが数分間で変化が起きた。

正男の拳がゼイターの顔に直撃したのである。


ダークゼイター「くくくっ…、いいパンチだ。 もっと別のものをよこしてみろ!」

正男「そうしてやるよ!」


お互いが技で受けあうものの、正男の方が有利に傾く。


正男「フレイサンダアアァァーッ!!」


ついに必殺技を発動。
片足に炎と電気を纏わせ、上段回し蹴りでゼイターの側頭部に直撃させる。

無言で回転しながら飛ばされるダークゼイター。
床に激突したかと思わせたが、寸前で身体を転ばせ起き上がる。 激突を和らげる為の着地法だろうか?

このままでは押されると判断したのかダークゼイターの片手に
ハンドガンタイプの銃を掌の中から出現させ、銃口を正男に向ける。


正男「なっ!」


引き金を引き、銃口から青白い光の電気を纏った弾丸が正男に向かって発砲。
床や壁、機械に着弾した弾丸が爆発を起こした。 弾丸にはそれ程強力なエネルギーが込められていた。
正男がいた場所に爆風で包まれた。


ダークゼイター「分かっているだろう? 俺にも目的があるんだ。 
目的をきっちりと果たすには手を汚す事も選ばんという事を」


悪は手を汚す事を選ばない。
爆風に巻き込まれた正男に現実の非情さを説いた後、ダークゼイターは銃を消滅させる。


ダークゼイター「ぐふっ!」


爆発時に舞い上がった煙から穴が開き、炎を纏った雷がダークゼイターの頭部に直撃。
その衝撃で頭部の半分の一部が肉片となって砕けたが、もう一部は熱で焼き焦げている。

煙から正男が飛び出した。 無事だったようだ。
煙に包まれた状態で再度、必殺技を与えたのだ。


正男「銃なんて死ぬほど慣れている!」


致命傷で立ち尽くしたままのダークゼイターを前蹴りで蹴り飛ばす。
ダークゼイターはフロアの下に落下していった。


正男「はぁ…」


ダークゼイターに勝った。
だが、短い時間の戦いでも余りにも強かった。
判断を間違えたら一瞬で命を絶たれたかもしれない。

ゼイターの力を思い知ったのか、戦いの後も緊張感が解けない。


正男「ここにいる理由がないな…。 戻ろう」


正男がゼイターが落ちた場所から背を向け、帰還しようとした。
だが、下からプロペラ音が聞こえてくる。 それがじわじわと強くなる。
まさかと思い、恐る恐る振り向いた。

そこにはダークゼイターが大型の武装ヘリコプターに乗り込んで、再び現れたのだ。
しかも頭部が半壊し、血が流れたままという
人間なら死んでもおかしくない容姿のままヘリを操縦しているのだ。
痛々しそうな表情をしていない。 むしろ笑っている。



正男「お前も人間じゃないのか…?」


ダークゼイターは笑い声を上げながらヘリに搭載したガドリング砲で発砲する。


ダークゼイター「フハハハハハハッ!!」

正男「うおぉぉっ!」


ガドリング砲の銃撃を正男は驚きながら避ける。


ダークゼイター「ちゃんと死んだか…、どうか…、確認を怠るな…」

正男「くそっ! 絶対にお前を灰にしてやるまで相手にしてやる」

ダークゼイター「俺もそのつもりだ…、だが正男…、一つ手土産として語ってやろう…。
街の実態を…、全世界のネットワークに流したのは…、俺だからな…

正男「なんだと…?」

ダークゼイター「さぁ始めるぞ! 今度は手をぬるめんぞ!」




本ステージは 年越しカレンダーⅡ 2020-2021 の企画に参加しています。