RED ZONE(レッドゾーン)とは計器類において能力の限界を表す時に示す領域。

または災害レベルや病気の進行、争いが頻発する地域など、

比喩的な表現であるが、危険度の高い状態を示す範囲の事もそれに値する。

 

 

RED ZONEは、我々人類にとって身近な存在なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

RED ZONE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


 

 

 

 

 

 

 

ヒレッジニュータウン

 

 

近年、大都市の一極集中社会を脱却する為に政府が策定した移住計画の策定により、

地方都市の隣の山間の囲まれた地域で誕生した新興住宅地の事である。

 

移住計画策定後に地方行政と民間企業が出資を行い第3セクター法人『都市開発機構』が主体となって、

何もない場所でこの街を手掛けたのである。

 

再生エネルギーを備えた最新設備のある一軒家やマンションの住居。

地域で就業が行えるよう商業区域を指定され、

各地でショッピングセンターやビジネス客向けのホテル、駅前ビル、研究機関、工場を設立。

そして犯罪防止など治安維持活動の為、都市開発機構直属の警備隊が常駐している。

 

通勤通学の利便性と移住費用の軽減策により、この街へ移住する人々が今でも続いている。

 

 

都市開発事業の成功のモデル一つとして、各地の行政に注目されたヒレッジニュータウン。

その勢いにのって今後も発展が続いていくであろう。

 

 

 

 

 

 

我々人類の脅威が目前に現れるまでは・・・

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

~ 国道 ~

 

平地や高台には少数の古い民家と雑草がぼうぼうの耕作放棄地のある地域では

各都市を結ぶ主要道路が敷かれている。

通行量は自家用車より貨物運搬用の大型トラックが多く、アルファルトの路面には凹凸で窪んだ穴が所々に目立つ。

 

 

その沿道では駐車場があり、奥には建物が建っていた。

面積は広く二階建てのこの建造物は道の駅というドライブ客向けの施設である。

内部では土産品と飲食とフロアは左右に分かれている。

 

 

その飲食フロアでは、テーブル席やカウンター席、紙コップや御水の出る機械、

ステンレス製の器具や機器がある調理場があり、どこのレストランでも見られる風景だ。

 

 

とあるテーブル席で一人の若い男性が座っていた。

若い男性は赤い帽子と赤い迷彩柄の服を身につけている。

姿から見ていかつい雰囲気に見られるが、

キツネそばをゆっくりと食べている事からどこか落ち着いている様に見える。

 

 

飲食フロアで設置された大型の液晶テレビの映像にはクイズ番組が放映されていた。

しかし、番組の途中で場面が切り替わった。 臨時ニュースだ。

 

 

若い男性も臨時ニュースに気付き、何事かと思い顔をテレビの方へ向けた。

 

 

その臨時ニュースの内容はこうだ。

 

 

 

 

 

 

ヒレッジニュータウンで非常事態が発生

現在、周辺の警察と警備隊が正体不明の武装勢力と交戦中

このエリアは危険地帯(レッドゾーン)に指定

該当する地域及び近隣の住民は直ちに避難

 

 

 

 

 

 

それに反応したのか、若い男性は急いで食べかけのキツネそばを返却口に返し道の駅を出た。

どこか落ち着きのない雰囲気だ。

 

駐車場に出た若い男性は、赤色のオフロード車(SUVタイプ)に乗り込んだ。

エンジンを掛け車を動かし始めると、歩道上で安全確認をせず駐車場から出て行った。

 

彼の乗る車は国道に入り、そして猛スピードで突っ走る。 

 

 

 

 

 

 

一体、彼は何処に向かうのだろうか・・・?

 

 

 

 

 

 

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