ドクター・キドから送られた情報を元に、正男とクリスはコガの本拠地へ辿り着く。
荒れた岩山を登り稜線に立つ二人の目に映ったのは、異様な光景だった。
不気味に蠢き、ゆったりと流れる紫色に染まった雲が空を覆い、辺り一帯は沈んだような薄闇に包まれている。 まるでそこだけが毒されたかのように。
ゴツゴツした岩山に囲まれた一帯では無数のアンテナを建てられた鋼鉄の建物が建てられていた。
この異様な景色を二人は見つめる。
クリス「まるでカルトの本拠地ね…」
正男「彼らはカルトとは言えない。 リーダーのコガの言動には自身の行いに迷いがあるのを俺は感じている」
クリス「まだ説得の余地があるって事なの?」
正男「そういう事だぜ。 さぁ紫に染まった世界へ飛び込むぞ。 そうすれば奴らの野望が止まり、ザトシとクリスのピカチーも助け出せる筈だ」
決心した二人は再び走り出す。 岩を飛び越え、風を切り裂きながら、基地へと向かい出す。
■ タイミングが重要!
狭い足場で歩く敵は厄介だ。
タイミングを見極めながら倒していこう。
もう一度言う、タイミングが重要だ。