京都市バス系統図鑑


説明文の中に個人的な見解が含まれていたり,
事実と異なる可能性が御座いますが,ご了承願います。


所属;西賀茂営業所

経路:西賀茂車庫前~佛教大学前~千本北大路~北大路バスターミナル~洛北高校前
~下鴨神社前~新葵橋(→出町柳駅前→新葵橋)

西賀茂・紫野地区を通る系統。
西賀茂車庫前と北大路駅を通って出町柳駅を結ぶ路線
西賀茂・大宮地区から北大路駅や出町柳駅へ向かう通勤客や買い物客等、生活向けの路線であるが、佛教大学前を通る為、通学シーズン中は大学生の利用が多く、通勤外でも混む事がある。
北大路駅から西賀茂へは37系統が存在しており、所要時間の方では37系統が勝る。
2014年の改正によるダイヤ調整で地下鉄烏丸線との乗り継ぎ改善や運行の時間帯を23時まで拡大により当系統の利便性は格段に向上している。
2001年改正前は三条京阪までだったが(四条河原町は通らない。)、改正後は短縮され現在に至る。
2007年の改正では大学生向けに快速1系統を新設する。
北大路バスターミナルでは北1系統が存在するが、堀川通を経由し玄琢へ向かう為,経路上全く別方向へ向かう為、乗り間違えに注意が必要である。


所属;梅津営業所
ラインカラー:水色

経路:松尾橋~京都外大前~西大路四条~四条大宮~四条烏丸~四条河原町~河原町丸太町
~河原町今出川~出町柳駅前~百万遍~北白川別当町~北白川仕伏町

京都市内を四条通で横切る長距離系統。
松尾橋と四条烏丸、四条河原町、出町柳駅を通って北白川仕伏町を結ぶ路線。
主に北白川・梅津地区を通って行く。
また,阪急線や地下鉄烏丸・東西線,嵐電,京阪線,叡山線と多くの鉄道駅に接続しており,通勤や通学,大阪など遠方へのお出掛けにも便利である。
その為,東西から当系統を利用する乗客が多く,中心部に近づくにつれ混み合う事が多い。
しかし経路上,経由する観光地が少数である為,市内観光での利用は不向きである。
比較的長距離である為、全線を乗り通して利用する客は僅かである。
四条通では渋滞が起き易く,その影響で定時制に乱れが起きており,また運行本数が多い為,場合によっては2,3台重なるという団子状態になる事がある。
一部の便では、京都造形芸術大学の最寄である上終町京都造形芸大前へ向かう路線がある。
余談になるが、北白川仕伏町では操車場が無く、折り返す際には停留所の先にあるT字路で使用している。


3F

所属:梅津営業所
ラインカラー:水色

経路:松尾橋~(3系統と同経路)
~飛鳥井町(→高原町→・瓜生山学園 京都芸術大学前→飛鳥井町)

市内中心から芸大へ向かう系統。
松尾橋と四条烏丸、四条河原町、出町柳駅を通って上終町京都造形芸大前を結ぶ路線。
一部の便にこの路線が運行される。 芸大への通学輸送を目的に新たに設けられた路線であるが、高原町等、北白川地区より北の方へ向かう為、通勤や日常でも需要がある。
通学を重点に利便性が向上しているが、殆どの経路が3系統と同じになる為、乗り間違えの無い様、注意が必要である。

 

所属:西賀茂営業所 
ラインカラー:水色

経路:西賀茂車庫前~上賀茂神社前~( 下岸町← )~上賀茂豊田町~深泥池
~北山駅前~神殿町~洛北高校前~出町柳駅前~河原町今出川~四条河原町~京都駅前

一部の便:西賀茂車庫前~上賀茂神社前~上賀茂小学校前~北山駅前
~左京区総合庁舎前~京都駅前

河原町通を南北に縦断する系統。
西賀茂車庫前と上賀茂神社前、北山駅前、出町柳駅前、四条河原町を通って京都駅前を結ぶ路線。
一部停留所を除き、205系統と並んで下鴨本通と河原町通を往来する。
上賀茂・下鴨地区の生活の足や京阪出町柳駅や阪急京都河原町駅、京都駅などへ向かう通勤客、また繁華街を通る為、日中に於いても買物客の利用がある。
観光シーズン中は上賀茂神社と市中心部を往来する観光客の利用も増え、土曜休日でも混んでしまう事も。
日中は毎時4本体制としているが、二本ずつ松ヶ崎、上賀茂地区で通るルート通るが異なる。
嘗ては深泥池で一方循環をしていたが、2001年の大規模な改正で上賀茂神社前へ延伸。
代わりに往路が三条京阪前で一方循環となり京都駅へは行かなくなった。
その後、河原町五条など一部停留所が止まらないノンストップ運行で再度京都駅へ延伸。
またその後にノンストップ運行が無くなり、ほぼ元の形へと戻って行った。
更にその後の改正で上賀茂神社方面のみ松ヶ崎地区を通っていたところを一部の便に往復させるのと同時に上賀茂小学校前を経由させる。
2020年の改正では上賀茂神社にあった操車場を廃止を機に西賀茂車庫前まで延伸する。
2021年の改正では乗り場が完成し再び上賀茂神社前に経由する。
幾度も経路変更を繰り返しながら、利便性の高い地域・幹線路線として成長を遂げている。
因みに2001年改正前は九条営業所が担当であった。


通常の便

一部の便


所属:九条営業所 
ラインカラー:白色

経路:岩倉操車場前~国際会館駅前~修学院道~銀閣寺道~岡崎公園 美術館・平安神宮前
~三条京阪前~四条河原町~四条烏丸~京都駅前

一部の便:岩倉操車場前~(5系統と同経路)~四条河原町~河原町五条~烏丸五条~京都駅前

岩倉と市街地を結ぶ長距離系統。
岩倉操車場と銀閣寺道、岡崎公園、四条河原町を通って京都駅を結ぶ路線。
経路上、長距離であり郊外路線である当路線だが、銀閣寺や平安神宮、美術館と言った多くの洛東の観光地を通り、通勤や生活よりも観光面において需要が凄まじく、観光シーズン中は多くの観光客で混み合う事がしばしばである。
昔から岩倉と京都駅を結ぶ路線であり、常に当系統を利用する人達にとっては欠かせないものであったが、地下鉄烏丸線の国際会館への延伸や京阪鴨東線の開業による叡山電鉄との接続と言った岩倉方面への利便性の向上により利用客は鉄道へ流れ込み、一時期は本数を減便せざる得なかった。
暫くの間は区間便を設けたり、京都バスが補完路線を新設したりする等、減便後における措置を取っていたが、再び本数が増便され、補完路線は経路縮小を経た後,廃止になる。
再増便時、昼間は10分間隔で運行されていたが、近年、京都市で観光客が増え続けており、それに対応する為、2014年の改正で昼間の1時間に7~8分間隔にまで増便された。
2015年9月の改正では四条通の慢性的な渋滞を解消する為,一部の便を五条通へ迂回するルートへ変更,五条通での利便性が向上する。
2016年の改正で均一区間の岩倉・修学院地区への拡大により,全線均一区間となった。
尚、以前は快速5系統が存在していた。


(通常の便)

(五条通経由)


所属:九条営業所 
ラインカラー:紫色

経路:京都駅前~七条大宮・京都水族館前~四条大宮~二条駅前~千本今出川
~千本北大路~佛教大学前 (→鷹峯源光庵前→玄琢→玄琢下→佛教大学前)

千本通と大宮通を縦断する系統。
玄琢と佛教大学雨、二条駅前、四条大宮を通って京都駅前を結ぶ路線。
本数の大半は復路が四条大宮止まりであり、京都駅までは昼間の時間帯の数本のみに留まっている。
千本通では46、201、206系統など本数の多い路線が通っているが、此方は鷹峯地区まで北上する。
日中は1時間2本で等間隔で割られ分かり易いダイヤにしている。
四条大宮から佛教大学へ向かう大学生の利用と、鷹峯・玄琢地区へ向かう地元民の利用が多い。
また、鷹峯では光悦寺など観光施設があり観光シーズン中は観光客の利用も見込む。
当初は全便が京都駅まで南下していたが、2001年に重複路線の整理で暫くの間は四条大宮まで短縮されたが、2017年に昼間の時間帯に数本だけ復活し、2020年の改正で再び京都駅まで伸ばす。
往時の姿に取り戻したが、数本だけ四条大宮止まりが存在する。
大規模な改正を機に四条大宮まで短縮された。
阪急電鉄の特急が元々停車駅であった阪急大宮駅(四条大宮)を通過したり、複雑なダイヤが組み込まれたりと迷走していたが、着々と改善が進み利用客が増加するようになった。


快速6

所属:九条営業所 

経路:四条大宮→二条駅前→佛教大学前

佛教大学へ向かう快速系統。
四条大宮から佛教大学へ向かう路線。
千本通を通る6系統を通学向けに特化する為に2007年の改正で新設された。
通学シーズン中は朝の時間帯のみ運行されるが休学時は運行されない。
また、通過する停留所や佛教大学を終点としている為、乗り間違えに注意が必要である。
往復ではなく,片道のみの運行形態を取る。
当時は西賀茂営業所が受持ちをしており,佛教大学から回送に切替わり西賀茂車庫へ向かっていた。



所属:梅津営業所(西日本JRバス委託)

経路:四条烏丸~四条大宮~西大路四条~京都外大前~太秦天神川駅前~福王子~高雄~栂ノ尾

市中心部と山岳地帯を結ぶ系統
四条烏丸と西大路四条、太秦天神川、高雄を通って栂ノ尾を結ぶ路線。
高雄、栂ノ尾には神護寺や西明寺、高山寺があり秋季など観光シーズンでは利用客が増加し、発着点は異なるものの直行便が設定される事もあるが、シーズン害だと閑散とする。
平時では梅ヶ畑、宇多野地区からの通勤、通学の足として担う。
昼間の時間帯に1時間1本と少なめの設定であるが、本数面では栂ノ尾~福王子間で並走する西日本JRバスが補っている。
嘗ては二条駅、北野天満宮、御室仁和寺を経由していた時期があり西日本JRバスとは競合関係にあたったが、本数や経路の重複、京都駅発着という優位性に押され赤字に悩まされていた。
2008年に東西線の延伸で転機となり一部経路は天神川通に移り、バスの空白地帯であった宇多野南部の解消に一役を買った。
その後、対等であった西日本JRバスと協調する姿勢を取り2021年の改正で栂ノ尾まで延伸し、同時に均一区間化がなされた。
それまでは均一区間外の路線の中で唯一高額の料金を取らされる路線であった。


特8

所属:梅津営業所(西日本JRバス委託)

経路:太秦天神川駅前~双ヶ丘~福王子~高鼻町~山越中町

宇多野と梅ヶ畑を通る系統。
太秦天神川駅と福王子を通って山越中町を結ぶ路線。
2008年の太秦天神川駅の開業を機に新設された。
8系統の一部区間と山越中町へ向かう経路を組み合わせた形態を取る。
それに伴って高鼻町~山越中町区間に『やまごえ温泉プール前』の停留所が新設された。
梅ヶ畑地区の交通の便の改善を意識したものと思われるが、実際は出入庫として走行される回送路線を路線化したものであり、その為か曜日問わず一日の本数が2本と極端に少ない。
永らくは均一区間外の路線であったが、2021年に8系統と共に均一区間化がなされる。



所属:西賀茂営業所 
ラインカラー:緑色

経路:西賀茂車庫前~上賀茂御園橋~北大路堀川~堀川今出川~二条城前
~堀川御池~四条堀川~西本願寺前~京都駅

堀川通に南北を通り抜く系統。
西賀茂車庫前と上賀茂御園橋、二条城前、四条堀川を通って京都駅を結ぶ路線。
経路上、堀川通を縦断する長距離路線でもある。。
鉄道接続駅は京都駅を始め二条城前(地下鉄東西線)、四条堀川(阪急京都線、嵐電)のみで主要観光地は上賀茂神社、二条城、西本願寺、晴明神社と経由する主要施設は少数であるが、京都駅と西賀茂・大宮地区のある市北部をこれ一本で結んでおり、長距離でありながら利用客は多く、休日や観光シーズン中は昼間の時間帯でも観光客の利用で混む事が多い。
利用頻度が高く、運行本数も、朝は5~6分間隔、昼間は1時間に6本、平日の夜間では1時間8本と多く設定されており、深夜の時間帯でも運行されている。
さらに復路の最終便は23時前と設定されており、夜遅く帰宅が可能になる。
まさに利用客の多様なニーズに応えてくれる存在であり、西賀茂営業所所属の系統の中では最も優秀な路線に輝いているとも言える。
また、この路線は30年以上の間は経路を変更した事が無く、市バス全体の中では唯一この路線のみである。
嘗ては快速9系統が存在し、朝夕の通勤の時間帯に運行されていたが、年がたつにつれ、夜間の時間帯を取り止めたりと運行頻度が縮小し始め、やがて当路線に統合される形で廃止された。


10

所属:梅津営業所(西日本JRバス委託)

経路:山越中町~御室仁和寺~等持院道~(→府立体育館前)~北野白梅町
~千本今出川~千本丸太町~河原町丸太町~河原町三条~(四条河原町→三条京阪前→河原町三条)

宇多野と繁華街を往復する系統。
山越中町と御室仁和寺、北野天満宮、烏丸丸太町を通って四条河原町を結ぶ路線。
住宅地の多い山越・宇多野地区を通り地域路線として走り、市内では千本通と丸太町通、そして四条河原町の繁華街を通る為、朝夕の通勤利用客だけでなく昼間でも、四条河原町へ向かう買い物客や行楽客が利用され、安定した需要を持つ。
また、御室仁和寺や妙心寺、北野天満宮、京都御所の観光施設に加え、宿泊施設のユースホステルを経由し、休日においては観光客の利用が増え、春季や秋季での観光シーズンにおいては混み合う事がある。
鉄道接続駅では北野白梅町(嵐電)、烏丸丸太町(地下鉄烏丸線)、京都市役所前(地下鉄東西線)、四条河原町(阪急京都線)、四条京阪前・三条京阪前(京阪本線)がある。
利用客の多い路線であるが、他の路線と重複する事が多い為か昼間の1時間に3本と少ない。
かつては山越が復路の終点であったが、回送区間の営業化により山越中町まで延長される。
福王子交差点で渋滞が起こる事があり,定時制に影響しやすい。


11

所属:梅津営業所(西日本JRバス委託)

経路:山越中町~嵯峨嵐山駅前~嵐山~帷子ノ辻~太秦天神川駅前~京都学園大学前~西大路三条
~西大路四条~四条烏丸~四条河原町~(→三条京阪前→河原町三条→四条河原町)

嵐山へ向かう系統。
三条京阪と四条河原町から太秦広隆寺前、嵐山を通って山越中町を結ぶ路線。
三条通の西部では住宅地が密集しており、普段は市内中心へ向かう通勤客や買い物客の利用で占めているが、嵐山を通る為、休日や祝日の昼間時間帯では往復共に観光客で混む。
鉄道接続駅では嵯峨嵐山駅(JR線)、太秦天神川駅前(地下鉄東西線・嵐電)、西大路四条(阪急線)、四条烏丸(地下鉄烏丸線・阪急線)、三条京阪前(地下鉄東西線・京阪線)等で多くの駅を通り、嵐山へバスを使用する利用者にとっては乗換しやすい環境を整えている。
三条通西部では京都バスが通りライバル関係に当たる。
しかし、近年では地下鉄東西線の延伸で嵐電との乗換が出来たり、JR嵯峨野線の複線化でダイヤが改善したりと鉄道の利便性が向上した為、両者共、利用者の減少の危機に立たされる。
現在は三条通西部を通る路線のダイヤを等間隔に組みだしたり、均一区間を嵐山地区まで広げ一日乗車券を京都バスにも対応させる等、鉄道に対抗する為の策として互いに協力関係を築いていく。
土曜休日及び祝日では嵐山地区で交通規制が行われる為、全ての往路便で嵐山を通らなくなってしまうので、観光に訪れる時は注意が必要である。


12

所属:西賀茂営業所 
ラインカラー: 緑色

経路:立命館大学前~わら天神前~金閣寺道~千本北大路~北大路堀川~二条城前~四条堀川
~四条烏丸~四条河原町~(→三条京阪前→祇園→四条河原町)

堀川通と繁華街を通る系統。
立命館大学と金閣寺道、二条城前、四条河原町を通って三条京阪前と祇園を結ぶ路線。
衣笠地区から市内中心部への生活及び通勤の利用を目的としているが、金閣寺や大徳寺、二条城、祇園や四条通の繁華街を通る為、土曜休日では買物や観光に利用客で増える。
さらに、立命館大学や佛教大学(最寄:千本北大路)があり、通勤の時間帯で無くても通学シーズン中は大学生の利用で占める事がある。
鉄道では地下鉄東西線や烏丸線、阪急線、京阪線の駅に接続している。
堀川通では北大路堀川から四条堀川まで縦断し、同じく堀川通を通る9系統と併走しており、当系統においては補完的な役割を担う。
運行本数は昼間の1時間では4本とそこそこ多く、一部の便にはバリアフリーに対応したバスが充当する設定がなされているが、現在、市バス全体上のノンステップバスの割合が比較的高い為、それ以外の便でもノンステップバスでの運用がされている。 今でもそれが存在しているのは、嘗て、ツーステップバスが多数在籍していた頃、バリアフリーの推進の為に、一部の便に車椅子対応のツーステップバスを走らせたのである。
今でもその設定があるのは名残とも言えよう。
2020年にわら天神前を経由する。 それまではきぬかけの路(金閣寺前・衣笠総門町)を通っていた。


13

所属:横大路営業所(阪急バス委託)
ラインカラー:黄色

経路:四条烏丸~西大路四条~西大路駅前~吉祥院運動公園前~久世橋東詰
~久世橋西詰~(→久世工業団地前→中久世→久世橋西詰)

京都市南西部を通る系統。
四条烏丸と四条通、西大路通を通って久世工業団地を結ぶ路線。
主に住宅が密集している吉祥院・久世地区や工場が密集する久世工業団地を通り通勤・地域路線として担うが、繁華街の最寄である四条烏丸や四条通と西大路通を通る為、平日の朝夕の時間帯では通勤客、土曜休日では市中心部へ向かう買物客と終日に渡って利用客は多く、また中型車を使用する事があり、時間帯によっては満員になる事がある。
国道171号線と久世橋を通っているが、京都市西部と市中心部を結ぶ主要道路である事から交通量が多く渋滞が頻発している為、所要時間が長引く場合がある。 ただ第二の久世橋とされる祥久橋の開通である程度の改善が見られる。
昼間1時間の本数は2本で30分間隔の運行であるが、四条烏丸~久世橋西詰間では同経路を通る特13系統と併走され、双方合わせて15分間隔の等間隔の運行体制を形成している。 
これは2014年の改正で出来たものであり、それまでは不規則な運行ダイヤであった。
この特性からか、吉祥院・久世地区にとっては身近な存在として親しまれている。


特13

所属:横大路営業所(阪急バス委託)
ラインカラー:黄色

経路:四条烏丸~西大路四条~西大路駅前~吉祥院運動公園前~久世橋東詰
~中久世~国道東土川~久我石原町

京都市南西部を通る系統。
四条烏丸と四条通、西大路通を通って久我石原町を結ぶ路線。
ほぼ同経路を通る13系統と併走するが、此方は久世工業団地を通らず久我地区まで足を延ばす。
13系統と同様で、住宅が密集している久我・吉祥院・久世地区を通り通勤・地域路線として担うが、繁華街の最寄である四条烏丸や四条通と西大路通を通る為、平日の朝夕の時間帯では通勤客、土曜休日では市中心部へ向かう買物客と終日に渡って利用客は多く、また当系統も中型車を使用する事があり、時間帯によっては満員になる事がある。
当系統も例外では無く、国道171号線と久世橋を通る為、所要時間が長引く場合がある。 ただ第二の久世橋とされる祥久橋の開通である程度の改善が見られる。
昼間1時間の本数は2本で30分間隔の運行であるが、四条烏丸~久世橋西詰間では同経路を通る13系統と併走され、双方合わせて15分間隔の等間隔の運行体制を形成している。
ただ、2014年の等間隔ダイヤが出来る前も昼間では30分間隔のままであった。
久我石原町を起終点であるが、そこでは上鳥羽方面へ向かう18系統や中書島へ向かう22系統、竹田駅へ向かう南1系統が接続している。
吉祥院・久世・久我地区にとっては地域の交通を担う重要な路線である。


臨13

所属:横大路営業所(阪急バス委託)
ラインカラー:黄色

経路:四条烏丸~西大路四条~西大路駅前~吉祥院運動公園前
~久世橋東詰~(→吉祥院池田町→石原団地前→久世橋東詰)

吉祥院地区を循環する系統。
四条烏丸と四条通、西大路通を通って石原団地前を結ぶ路線。
ほぼ同経路を通る13・特13系統と併走するが、此方は久世橋を渡らず、吉祥院地区で循環する。
朝夕の時間帯で少数のみの運行、土曜はさらに本数が減り、休日や祝日では運行されない。
主に吉祥院地区での通勤通学を目的としているが、久世橋や国道171号線の慢性な渋滞により13・特13系統の定時制の確保が困難な為、それを見据えて設けたという意味合いが強い。


15

所属:西賀茂営業所 

経路:立命館大学前~北野白梅町~西ノ京円町~千本丸太町~二条駅前
~烏丸御池~京都市役所前~河原町三条 ( →四条河原町→三条京阪前→河原町三条 )

御池通を横断する系統。
立命館大学と二条駅,烏丸御池を通って四条河原町を結ぶ路線。
大学から繁華街へ向かう系統は他に12,51,59系統が存在するが,此方は御池通を通っていく。
鉄道接続駅では二条駅(地下鉄東西線・JR嵯峨野線)),烏丸御池(地下鉄東西線・地下鉄烏丸線),四条河原町(阪急京都線),四条京阪前(京阪本線)等を経由する。
立命館大学を起終点としており、通学シーズン中は大学生の利用で混みあう。
通学としての性格が強いが,衣笠地区・西大路通・丸太町通の沿線沿いから通勤生活に利用している。
経由する主要観光地は二条城,神泉苑の少数であるが,神泉苑へは現在のところ当路線のみである。
運行本数面では立命館大学から発着する系統の中では51系統に次いで少ないが,経路上,渋滞のリスクが少ない道路を走り,また以上の事柄からかそれなりの需要が見込まれている。
2004年改正前は四条河原町を通らず,河原町三条から南下せず三条京阪で折返しを行っていた。
三条京阪から通学客をさらに取り込む為,2007年から快速15系統が新設された。


快速15

所属:錦林出張所(京都バス委託) 

経路:三条京阪前→烏丸御池→二条駅前→西ノ京円町→北野白梅町→立命館大学前

立命館大学へ向かう快速系統。
三条京阪から二条駅を通って立命館大学へ向かう路線。
御池通を通る15系統を通学向けに特化する為に2007年の改正で新設された。
通学シーズン中は朝の時間帯のみ運行されるが,休学時は運行されない。
通過する停留所がある為,乗り間違えに注意が必要である。
往復ではなく,片道のみの運行形態を取る。


16

所属:横大路営業所(MKバス委託)

経路:京都駅八条口~九条河原町~大石橋~地下鉄十条駅前~市民防災センター前
~南区総合庁舎前~東寺南門前~洛陽工業高校前~東寺西門前
~八条油小路 (→京都駅前→京都駅八条口アバンティ前→八条油小路)

京都市南部を通る系統。
京都駅と東寺西門前,南区総合庁舎前を通って京都駅八条口へ戻る路線。
特に八条通と十条通や南区役所を通り,地域に密着した輸送を担っている。
鉄道接続駅は京都駅と地下鉄十条駅のみ,また往復共に京都駅へ向かう工夫がなされており,鉄道乗換に利用し易くなっている。
経由する主要観光地は東寺,体験施設である市民防災センターである。
元々,京都駅から八条通を通って東寺西門まで走っていた17系統を部分廃止して,それを代替する為に2001年改正時に設けられたものである。
しかし.当初は利用者数が著しくなかったらしく,常に赤字路線に陥っていた。
その為,実情に合わせる形で2005年に小型バスの運行を始める。
また2014年の改正で復路の終点であった九条車庫を京都駅八条口に変更し,現在の形になる。
改善への取組みが十分に表れている路線とも言える。
2017年改正からは河原町通経由に変更している。


17

所属:錦林出張所(京都バス委託)
ラインカラー:水色 白色

経路:京都駅前~四条河原町~河原町今出川~出町柳駅前~百万遍~銀閣寺道~錦林車庫前

大文字山の麓へ向かう系統。
京都駅と河原町通,銀閣寺を通って錦林車庫を結ぶ路線。
主に北白川・浄土寺地区から地域の交通を担っている。
また繁華街の四条河原町や世界遺産の銀閣寺,京都大学を経由しており,昼間や土曜休日においては観光や買物,通学に利用する客で増大する。
また京阪出町柳駅,地下鉄京都市役所前駅,阪急河原町駅,京都駅を通り鉄道との接続を行っている。
河原町通では205系統と4系統が並走しており,河原町今出川~京都駅前間で3~4分の高頻度間隔の運行を実施している。
昼間の1時間の本数は4本とそこそこ多く,早朝や深夜でも運行している。
昔は往路の終点は京都駅では無く,東寺西門前まで延ばしており,また錦林車庫では5系統に切替り,京都駅へ向かっていた。
これ等の運行体制は2001年の改正で廃止されている。
2014年改正ではMN17系統と言う,0時代に運行する深夜バスが新設される。
様々な恩恵を受けている路線であるが,さらなる増客が見込むと思われる。


18

所属:横大路営業所(阪急バス委託)
ラインカラー:紫色

経路:二条駅西口~四条大宮~七条堀川・京都水族館前~九条大宮~羅城門~千本十条
~(←上鳥羽村山町)~奈須野~(→城南宮道)~久我~久我石原町
一部の便:二条駅西口~(18系統)~小枝橋~竹田駅西口~パルスプラザ前~久我石原町

京都市南部を通る系統。
二条駅西口,四条大宮と東寺南門,上鳥羽小学校前を通って久我石原町を結ぶ路線。
大宮通と千本通で市中心部と南部を縦断している。
上鳥羽,久我地区の南部では住宅が多く密集しており,沿線民の利用が多い。
また水族館,梅小路公園,東寺といった主要観光地を経由しておりお出掛けや観光客の利用もある。
その為,地域路線でありながら昼間に30分間隔の運行,朝夕では間隔が狭まっており本数は多め。
四条大宮と二条駅で鉄道と接続するが,一部の便を除いて南部では接続駅が無い。
上鳥羽地区に於いては身近な路線であるが,嘗ては地下鉄駅を接続せず,北部の終点はみぶ操車場前までだった事から不便さが際立っていた。
京都に水族館が開業すると昼間の時間帯のみ二条駅まで延ばして観光客の利用促進に努めを果たし,2014年の大規模な改正で全便に拡大,現在に至る。
改善の功を奏してか,南北とも利用客が増え始めている。
一部停留所に均一区間外のものが含まれており,乗車する区間によっては値段が変わる。
使用する車両の殆どは中型バスで,他社から譲り受けたLED表示幕装備を施した物が多い。
一部の便には竹田駅,パルスプラザ前を経由する他,久世橋方面へ向かう特18系統が存在する。


通常の便

一部の便


特18

所属:横大路営業所(阪急バス委託)
ラインカラー:紫色

経路:二条駅西口~四条大宮~七条堀川・京都水族館前~九条大宮~羅城門~千本十条
~上鳥羽村山町~吉祥院池田町 (→吉祥院嶋高町→久世橋東詰→吉祥院池田町)

京都市南部を通る系統。
二条駅西口,四条大宮と東寺南門,上鳥羽村山町を通って久世橋東詰を結ぶ路線。
久世橋東詰で循環するが,一部の便は往路では吉祥院池田町までで,復路では吉祥院池田町から久世橋東詰を経由して四条大宮方面へ向かう便が存在する。
南北を縦断する18系統に対し本系統は吉祥院地区へ向かう。
地域重視の路線であるが吉祥院地区では13,特13,臨13系統,久世橋通では84系統が走行しており,また鉄道接続駅への距離,所要時間が短い事から利用客は其方に流れる傾向があり,南部での乗降客は少数に留まっている。
ただ九条通から四条大宮・二条駅へ向かう沿線民や東寺や水族館へ訪れる観光客の利用がある様で,市中心部内で混雑する事が多々ある。
平日の朝夕の運行本数は多めだが,昼間から1時間間隔の運行か30分間隔の運行とやや不規則だが,これは利用状況に反映した形とも言えるであろう。 土曜休日は昼間から1時間間隔のパターンダイヤとなる。
使用する車両の殆どは中型バスで,他社から譲り受けたLED表示幕装備を施した物が多い。
18系統と同じくこの路線も嘗ては,北部の終点はみぶ操車場前であったが,水族館の開業と利便性向上の為に昼間の時間帯のみ二条駅西口まで延伸,2014年の改正で全便に広がった。


19

所属:横大路営業所(阪急バス委託)

経路:京都駅前~京都駅八条口アバンティ前~東寺南門前~上鳥羽~城南宮~国道大手筋
~西大手筋~中書島
~横大路車庫前

京阪国道を通る系統。
京都駅と東寺南門,城南宮,中書島を通って横大路車庫を結ぶ路線。
人口密度の多い伏見地区や竹田街道を通る81系統に対し,こちらは国道1号線(通称:京阪国道)と下鳥羽地区と人口の少ない地域を縦断しながら南北を結んでいる。
その為か81系統と比べ,利用客数や本数は少なく,休日では2時間に1本とさらに減る。
ただ,22時の時間帯でも運行しており,夜間の利用も可能。
利用し難い面があるが,城南宮へ通る唯一の手段である他,下鳥羽地区の貴重な足として親しまれている。
京都駅前~中書島間に均一区間外の停留所が含まれるが,伏見区の均一区間の複雑な範囲設定で生じたものであり,混乱を避ける為特例で均一区間扱いにしている。(即ち,一日乗車券が利用出来る。)
昔は中型車を中心に運用していたが,最近では大型車の運用が増えている。


20

所属:横大路営業所(阪急バス委託)

経路(右回り):横大路車庫前~(一部の復路便:京阪中書島・伏見港公園まで)~中書島
~西大手筋~国道大手筋~府道横大路→免許試験場前→京阪淀駅→納所町
→南横大路→府道横大路

経路(左回り):横大路車庫前~(一部の復路便:京阪中書島・伏見港公園まで)~中書島
~西大手筋~国道大手筋~府道横大路
→南横大路→納所町→京阪淀駅→免許試験場前→府道横大路

淀へ向かう系統。
横大路車庫と中書島を通って,京阪淀駅まで南下しそこで一方循環する路線。
旧京阪国道経由と免許試験場経由の2種類の便でこの路線の運行体系を築いている。
現在のところ,京都市バスの中では最南端へ向かう。
西大手筋(伏見大手筋商店街)や京阪中書島駅,京阪淀駅を結んでいる。
伏見区南部に住む地元の人達の利用が大半であり,また付近の小学校に通う小学生向けに通学日のみ運行される区間便を設定する等,地元に密着した公共交通機関であると言える。
また自動車運転免許試験場(最寄:免許試験場前)を通り,免許更新や試験に向かう人達の利用もある。
しかし,伏見大手筋商店街と免許試験場,京都競馬場・淀城跡公園(最寄;京阪淀駅)以外の集客施設は無く,閑静な住宅地や人気の少ない工業地帯を通る為,市内中心部を走る路線と比べ利用客は多くはない。
復路の一部の便では横大路車庫へは向かわず,京阪中書島・伏見港公園で折り返す。
2014年の改正前は大半の便は京阪淀駅へ経由しなかった。


22

所属:横大路営業所(阪急バス委託)

経路:南工業団地前~久我石原町~久我~菱川~府道横大路~下鳥羽~国道大手筋
~西大手筋~中書島~(一部の便:京阪中書島・伏見港公園まで)
~横大路車庫前

久我を通る系統。
横大路車庫と中書島,菱川,久我を通って南工業団地を結ぶ路線。
経路上,離合が困難な狭隘区間が多い為,運行する車両は常に中型車で使用している。
西大手筋(伏見大手筋商店街)や京阪中書島駅,京阪淀駅を結んでいる。
久我や羽束師等の伏見区西部や下鳥羽地区に住む地元の人達の利用が多い。
伏見区西部の久我石原町で起終点とする路線が多い中,22系統は久我石原町より少しだけ南に進み,工業地帯の南工業団地前で路線を折り返している。
嘗ては平日の昼間に30分間隔,土曜休日の昼間に40分間隔と地域の実情に合わせた運行ダイヤだったが,20系統と共に15分間隔のパターンダイヤを実現する為,2014年の改正で土曜休日にも30分間隔の体制に入り,交通の利便性は格段に向上する。
復路の一部の便では横大路車庫へは向かわず,京阪中書島・伏見港公園で折り返す。
国道下鳥羽~八丁畷間では幹線道路から離れ,生活道路を通っている。
これは新・羽束師橋が掛っていなかった頃,旧・羽束師橋を渡る為にその道を通っていた。
現在も名残として残しながら,下鳥羽地区において身近な存在となっている。


26

所属:梅津営業所(西日本JRバス委託)
ラインカラー:黄色

経路:京都駅前~四条烏丸~西大路四条~北野白梅町~等持院道~御室仁和寺~山越中町

御室を通る系統。
京都駅と西大路四条,御室仁和寺を通って山越中町を結ぶ路線。
御室・宇多野地区の地域路線であるが,市中心部では西大路通,四条通を通る幹線系統になる。
また当系統は京福妙心寺駅前(嵐電),西大路御池(地下鉄東西線),西大路四条(阪急線・嵐電)や京都駅(JR線・近鉄線・地下鉄烏丸線)等,多数の鉄道駅と接続している。
さらに世界遺産として登録されている有名な観光地の御室仁和寺や妙心寺を経由している。。
その為,朝夕の通勤通学だけでなく日中でも観光客の利用があり,土曜休日,春季や秋季の観光シーズンでは国内外の観光客の利用で混み合う事がある。
また,宇多野地区では宿泊施設のユースホステル,宇多野病院があり,復路(山越方面)でも通院や国内外の観光客による宿泊の為の利用する事も。
平日の朝夕では毎時4~5本で運行され,昼間や土曜休日では毎時3本と本数はそこそこ。
利用客の多い路線であるが,宇多野地区の福王子交差点では渋滞が多く,観光シーズン中は通行量の増加で更に悪化する事があり,定時制確保が困難に差し掛かる事も。


27

所属:梅津営業所 

経路:京都外大前~京都学園大学前~太秦天神川駅前~太子道~西大路御池~西大路四条
~四条大宮~四条烏丸

大子道を通る系統。
京都外大と太秦天神川駅,西大路四条を通って四条烏丸を結ぶ路線。
西ノ京・太秦地区の地域路線であり,主に市中心部へ往来する利用客が中心。
また西大路御池(地下鉄東西線)や西大路四条(阪急京都線・嵐電),四条烏丸(地下鉄烏丸線)といった鉄道接続駅を通っており,朝夕が地域から通勤通学の利用客で混む。
上述の通り,地域を担う役割を持つ路線であるが,実はかつてこの路線は錦林車庫まで延ばしており,地域だけに止まらない幹線路線としての顔を持っていた。
しかし,他の路線との重複と交通局全体の再編により,2001年に三条京阪まで短縮される。
さらに2004年では三条京阪方面への運行を取り止め西京極地区方面へ循環する形へ変更,203系統と無料乗継制で取り止めた運行区間を補わせた。
2008年に太秦天神川駅へ経由する事なった以外,暫く地域間を走る体制を取っていたが,乗り換えずに市中心部へ向かいたいという地域の住民から強い要望があり,2014年に再び四条烏丸まで延伸,西京極地区へ経由しなくなった分は同年に新設した特27系統で補わせている。
幾度も経路変更を受けた地域路線であるとも言える。
大型車を使用しているが,以前から中型車を中心に運行していた事もあり,中型車で使用する事がある。


特27

所属:梅津営業所 

経路:京都外大前~京都学園大学前~太秦天神川駅前~太子道~西大路御池~西大路四条
( →西大路五条→光華女子学園前→西京極駅前→四条葛野大路→西大路四条 )

南北の地域を往来する系統。
京都外大と太秦天神川駅,西大路四条を通って西京極駅,四条葛野大路へ循環する路線。
西ノ京・太秦地区と西京極地区を結ぶ地域間路線である。
西大路御池(地下鉄東西線)や西大路四条(阪急京都線・嵐電),西京極駅前(阪急京都線)といった鉄道接続駅を通っている。
イオンモール京都五条(最寄:中ノ橋五条)を通っており,朝夕の通勤通学の利用だけでなく,日中の時間帯は買物客の利用が中心になる。
元々,西京極地区では27系統が通っていたが,2014年の改正で市中心部方面へ変更になった為,それを補う為,同年に当系統が新設された。
2015年で阪急西京極駅の広場の整備完了に伴い,西京極駅前へ経由させ現在の形になった。
大型車を使用しているが,以前から中型車を中心に運行していた事もあり,中型車で使用する事がある。
より地域に密着した路線とも言える。


28

所属:洛西営業所(近鉄バス委託) 
ラインカラー: 緑色

経路:京都駅前~四条堀川~西大路四条~松尾橋~阪急嵐山駅前~嵐山天龍寺前~大覚寺

嵐山を通る長距離系統。
京都駅と堀川通,四条通,松尾大社前,嵐山天龍寺を通って大覚寺を結ぶ路線。
京都駅から嵐山・嵯峨地区又は大覚寺へ向かうのは,市バスの中で唯一この系統のみである。
市バス以外では京都バスの72,73,84系統がある。
松尾大社,渡月橋、天龍寺,大覚寺 等,嵐山地区では多数の観光地を通り観光路線としての色合いが強いが,嵐山南部地区では地元の人の利用,市中心部では四条通の幹線路線と多種多様の役割を担う。
京都駅から嵐山へはJR山陰本線(嵯峨野線)が最速であるが,2014年に均一区間が嵐山地区へ拡大しており,それにも関わらず徐々に利用客が増加している。
2015年では観光客の利便性向上の為,毎時3本に増便される様になった。
土曜休日又は祝日では嵐山地区において交通規制が行われる為,当系統の復路では通常,嵯峨釈迦堂前→嵐山天龍寺前→嵐山公園のところ,嵯峨釈迦堂前→嵐山→嵐山公園と経路が変わる為,当系統を利用する時は一定の注意が必要である。
阪急嵐山駅では京都バスが駅前広場まで乗入れを行っているが,当系統は少し離れた場所で乗降している為,乗入れは行われていない。


29

所属:洛西営業所(近鉄バス委託)

経路:四条烏丸~西大路四条~梅津段町~松尾大社前~苔寺道~千代原口~国道中山
~境谷大橋~新林センター前~洛西バスターミナル

洛西へ向かう長距離系統。
四条烏丸と四条通,松尾大社,千代原口を通って洛西バスターミナルを結ぶ路線。
市中心部と洛西を一本で結ぶ路線の一つである。営業所内で唯一,四条の繁華街のところまで行く。
四条通では幹線路線として担い,上桂地区・洛西ニュータウンでは生活向けの地域路線になる。
営業所内で唯一,洛西ニュータウンから四条の繁華街へ向かう路線であるが,その地区の近辺には阪急京都線の桂駅があり,利用客の大半は桂駅で阪急に乗り換えて市中心部へ向かっている。
また国道9号線や松尾大社前の交差点等では渋滞が多発しており,定時制の確保が困難になる場合がある。
負の連鎖を受けているが,地区によっては身近な存在である当系統は一定の需要を保っている様で,本数面でも昼間毎時1~2本,土曜の昼間は毎時2本と,そこまで利用客は減少していない模様。
一部の便にバリアフリー対応車両で運行しているが,市バス全体の大半はノンステップバスで占めている為,当系統も使用する車両の大半はノンステップバスである。
9系統と並び長い間,経路変更がされていない。


31

所属:烏丸営業所 
ラインカラー: 朱色

経路:岩倉操車場前~国際会館駅前~修学院道~一乗寺高槻町~高野~百万遍~東山三条
~祇園~四条河原町~四条烏丸

岩倉へ向かう系統。
岩倉操車場と国際会館駅,東山通,祇園を通って四条烏丸を結ぶ路線。
主に東山通と四条通を経由しながら往来している。
65系統と連結運行を行っており,往路では四条烏丸で65系統の復路に切替る。
一乗寺地区の中心部を通る唯一の路線であり,地域にとっては重要な存在である。
他路線の重複が多い為,本数でも昼間毎時1本と岩倉操車場から発着する5系統と比べ極端に少ない。
一部の便にバリアフリー対応車両で運行しているが,市バス全体の大半はノンステップバスで占めている為,当系統も使用する車両の大半はノンステップバスである。
嘗ては京都外大まで延長,四条大宮で65系統と連結運行,四条烏丸までの往路便の存在と幾度も経路改正が行われている。
2016年の改正で均一区間の岩倉・修学院地区への拡大により,全線均一区間となった。
烏丸営業所の所属であるが,以前は西賀茂営業所や九条営業所と転々としていた。
一時期,西賀茂営業所に所属した頃は京都バスが運行を委託していた。


32

所属:梅津営業所 

経路:京都外大前~西京極~西大路五条~大宮五条~四条大宮~四条烏丸~四条河原町
~京都市役所前~岡崎公園 動物園前~東天王町 ( →銀閣寺前→錦林車庫前→東天王町 )

五条通と四条通を通る系統。
京都外大前と五条通,四条河原町,岡崎公園 動物園前を通って銀閣寺前を結ぶ路線。
経路上3系統と共に長距離路線であり,梅津営業所の中では最も複雑な経路を辿る。
東西を往来している為,西京極や五条通での京都市西部では地域路線,岡崎と銀閣寺での京都市東部では観光路線と様々な役割を担っている。
観光シーズン中は銀閣寺方面からの観光客の利用で混む事がある。
また,二条通を通る唯一の路線でもあり,沿線の足として親しまれている。
京都市中心では地下鉄烏丸・東西線や阪急京都線,嵐電,JR嵯峨野線と接続している。
利用客は多いが全線を乗り通して利用するのは少ない。
平日毎時3本と長距離である3系統と比べ抑え目に設定している。


33

所属:洛西営業所(近鉄バス委託)

経路:洛西バスターミナル~洛西高校前~境谷大橋~国道中山~三ノ宮~桂駅西口~桂小橋
~西大路七条~七条大宮・京都水族館前~京都駅前

洛西へ向かう系統。
京都駅と七条通,桂駅東口を通って洛西バスターミナルを結ぶ路線。
市中心部と洛西ニュータウンを結ぶ主要路線の一つ。
京都駅から洛西へは他に73系統が存在するが,此方は七条通と旧山陰街道を辿って行く。
洛西ニュータウンや桂,西京極地区の沿線民の利用が中心,昼間の時間帯でも混み合っている。
また途中,桂駅東口では阪急線の駅であり,洛西ニュータウンや旧山陰街道,七条通から通勤通学や四条河原町や大阪梅田方面へ向かう買物等,鉄道乗換客も多く見られる。
梅小路公園や水族館を通っており,観光の需要も存在する。
経路の殆どは京阪京都交通が並走しており,路線の種類や本数面では圧倒的優位に立っている。
それでも尚,当系統の利用が多いのは地域の親しみがあってこそであろう。
少しだけ違う経路で行く特33系統が存在する。
狭隘区間が多い為,中型車を使用するが,事情によっては大型車で使用する事がある。
また,嘗ては大型車の使用が多かった。


特33

所属:洛西営業所(近鉄バス委託)

経路:洛西バスターミナル~洛西高校前~境谷大橋~国道中山~三ノ宮~桂駅西口~東側町
~西大路七条~七条大宮・京都水族館前~京都駅前

洛西へ向かう系統。
京都駅と七条通,桂駅東口を通って洛西バスターミナルを結ぶ路線。
市中心部と洛西ニュータウンを結ぶ主要路線の一つ。
京都駅から洛西へは他に73系統が存在するが,此方は七条通と旧山陰街道を辿って行く。
33系統を基にしているが,此方は葛野大路通を通らず,川勝寺と東側町を通って東西を往来する。
その為,乗り間違えには注意が必要。
実際,その区間では並走する京阪京都交通が本数面で優位に立たされている為,運行本数は一日に僅か4本に設定されている。
狭隘区間が多い為,中型車を使用するが,事情によっては大型車で使用する事がある。
また,嘗ては大型車の使用が多かった。


37

所属:西賀茂営業所 
ラインカラー:水色

経路:西賀茂車庫前~上賀茂御薗橋~北大路堀川~北大路バスターミナル~出雲路橋
~河原町今出川~河原町丸太町~河原町三条 ( →四条河原町→三条京阪前→河原町三条 )

最北端と繁華街を結ぶ系統。
西賀茂車庫前と北大路バスターミナル,四条河原町を通って三条京阪を結ぶ路線。
経路上,西賀茂・大宮地区と堀川通と河原町通を通っている。
また北大路バスターミナル(地下鉄烏丸線),京都市役所前(地下鉄東西線),四条河原町(阪急京都線),四条京阪前(京阪本線)等の停留所で鉄道に接続している。
主に西賀茂・大宮地区から駅へ向かう通勤通学客や四条河原町へ向かう買物客の利用が中心である。
西賀茂車庫と北大路バスターミナルを結ぶ路線の他に1系統が存在するが,本数面や所要時間において当系統が優位に立っている。
また,最北端と繁華街を結ぶ唯一の手段である事から,常時混雑している。
さらに,四条河原町から23時で最終便と,夜間でもそれなりの需要がある。
利便性の高い路線であるが,四条河原町周辺等の渋滞や乗降時間の増大等で定時制が乱れる事がある。
嘗ては上賀茂神社前で起終点であり,新町通を通っていた事もあった。
再編により,起終点を西賀茂車庫に変更し現在の形になる。
北大路バスターミナルと柊野地区を結ぶ特37系統が存在しており,上賀茂御薗橋方面へは向かわない為,乗り間違えに注意が必要。
実は昔にも特37系統という路線が存在しており,初めは上賀茂神社を経由しつつも37系統と同経路で往来していたが,2001年の改正で廃止。
また2010年に往路の終点を北大路バスターミナルまで短縮した上,大宮交通公園前を経由する入庫便として復活,運行本数は一日2本と僅かであった。
暫く,地道に運行を続けていたが.2014年で柊野まで延伸を機に地域路線として飛躍する。
同時に特37系統は烏丸営業所所属になった。


特37

所属:烏丸営業所 

経路:北大路バスターミナル~北大路堀川~下岸町~大宮交通公園前~西賀茂車庫前
~志久呂橋西詰 ( →柊野→高橋南→志久呂橋西詰 )

最北端へ向かう系統。
北大路バスターミナルと大宮交通公園、西賀茂車庫前を通って柊野、高橋南で一方循環する路線。
西賀茂車庫より更に北上する為、最北端を走る路線でもある。
主に柊野・高橋・庄田町の地域住む住民達の重要な足であり、親しまれている。
元々は2010年に西賀茂営業所所属の入庫路線として設定された路線で、1日2本だけの運行であった。
柊野を通る京都バスの路線が廃止されたのを切欠に、地元住民から交通機関の代替をした事で要望2014年に柊野まで延伸。
モビリティ・マネジメントという地域主体の取組で三年間の試験運行であった当系統が利用客の増加が見込まれ存続し、やがて本数が増え始め、2020年改正で高橋地区まで延伸する。
地域密着路線でありながら飛躍的な成長を遂げたとも言える。
2017年改正までは西賀茂車庫前以北が均一区間外であった。



42

所属:洛西営業所(近鉄バス委託)

経路:阪急洛西口駅前~JR桂川駅前~中久世~久世橋東詰~塔南高校前
~市民防災センター前~九条大宮~東寺道~京都駅前

桂南部へ向かう系統。
京都駅前と久世橋東詰,JR桂川駅前を通って阪急洛西口駅前を結ぶ路線。
桂・久世地区と京都市南部を往来,経路の殆どは住宅地の中を走り抜ける。
京都駅とJR桂川駅,阪急洛西口駅で鉄道と接続しており,朝夕の時間帯では通勤通学の利用し,昼間の時間帯では買物や生活など地域間輸送へとシフトする。
駅と駅を結ぶ重要な交通機関であるが,鉄道の方が利便性や速達性において遥かに上回っており,利用客はそれ程多くはない模様。
また国道171号線や京都駅周辺等,所々で渋滞に見舞われており,定時制が乱れる事がある。
当路線設立当初は三条京阪まで北上しており,京都駅は通らなかった。
後に京都駅を発着する便を設け,暫くは並走していたが,90年代の再編により三条京阪へ向かう便は廃止,再編後は京都駅を発着する便だけ残る。 この頃は,京都駅と中久世で一方循環する路線だった。
利用客が少なく赤字路線に陥っていたが,阪急洛西口駅やJR桂川駅の開業,さらにイオンモール桂川・京都の開業で一転し,改善に向かっている。
一時期は一部の便でジャンボタクシーを運行していたが,増客が出た様で通常の車両へと戻っている。


43

所属:横大路営業所 (阪急バス委託) 

経路:四条烏丸~烏丸五条~西大路五条~西大路駅前~吉祥院池田町
( →久世橋東詰→吉祥院池田町 )

京都市西南部へ向かう系統。
四条烏丸と五条通,西大路駅前を通って久世橋東詰で一方循環する路線。
主に吉祥院地区を通っている。 吉祥院方面へは13系統や特13系統,臨13系統,特18系統,42系統が存在するが,此方は西大路通を通って行く。
JR線や地下鉄烏丸線,阪急京都線の駅と接続している。
経由する有名観光地は無いが,イオン洛南ショッピングセンターやビジネス街である京都リサーチパーク,京都市民病院といった集客施設を通る為,通勤や買物,生活など利用は様々である。
地元に密着した路線であるが,人通りの少ない地域を中心に走行しているのか,昼間の時間帯では毎時1本と運行本数は少数である。
また西大路通や吉祥院地区では渋滞が頻発しており,定時制が乱れる事がある。
利用客の低迷で赤字路線に瀕していた頃は,夜間の時間帯にジャンボタクシーを使用して運行されていたが,現在は全便,通常の車両へと転じている。
嘗ては三条京阪や久世工業団地まで延ばしていた時期があったが,再編により現在の形へと短縮される。


46

所属:西賀茂営業所  
ラインカラー:紫色

経路:西賀茂車庫前~上賀茂神社前(御園口町)~今宮神社前~千本北大路~二条駅前~四条大宮
~四条烏丸~四条河原町~祇園~東山三条 ( →岡崎公園 美術館・平安神宮前→神宮道→東山三条 )

平安神宮へ向かう系統。
西賀茂車庫前と上賀茂神社前、佛教大学前、四条烏丸,四条河原町,祇園を通って岡崎公園 美術館・平安神宮前で一方循環する路線。
経路上,9系統と並び長距離路線であるが,上賀茂神社,今宮神社,八坂神社,平安神宮など有名な観光地を通っており,観光シーズン外でも京都市北部からの沿線民や四条通の繁華街へ向かう買物客,佛教大学へ通う通学客など利用は幅広い。 その為,一日中,多くの利用客で混雑する。
また当系統は,地下鉄烏丸線,地下鉄東西線,JR山陰本線(嵯峨野線),阪急京都線,京阪本線,嵐電の各鉄道線に接続しており,鉄道との乗換がし易い。
運行本数は昼間の時間帯に毎時5本,23時の時間帯でも運行されているが,休日の朝夜の時間帯は他の日と比べやや少ない本数設定になっている。
重要が高い路線であるが千本通と四条通を大回りしている為,所要時間が長く,また四条通や東大路通で渋滞により,変動が生じ定時制が乱れる事も。
2014年改正で方向幕が一新される前は,往路に『祇園 平安神宮』と掲げていたが,実際は京都会館美術館前(現:岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前)で最寄りとして扱っていた。
永らく上賀茂神社前を起終点としていたが、2020年に上賀茂神社のリニューアルの為に西賀茂車庫前まで伸ばしたが、代わりに操車場が無くなり境内へ経由しなくなる。
それまでは御園口町で上賀茂神社の最寄りとして扱っていた。
これは一年間の出来事であり2021年に乗り場が完成し、再び境内へ入れるようになった。


50

所属:九条営業所  

経路:立命館大学前~北野白梅町~北野天満宮前~千本今出川~大宮中立売~二条城前
~四条堀川~( ←四条西洞院 )~五条西洞院~( →下京区総合庁舎前 )~京都駅前

立命館大学へ向かう系統。
京都駅前と西洞院通,堀川通,北野天満宮前を通って立命館大学を結ぶ路線。
市バスの中で唯一,西洞院通と中立売通を通っている。
立命館大学へ向かう通学客や二条城,北野天満宮へ向かう観光客の利用が中心であるが,また西洞院通と中立売通で沿線民の足として利用されている。
利用客の多い路線であるが,北野白梅町(嵐電),二条城前(地下鉄東西線),京都駅前(JR線・地下鉄烏丸線・近鉄線・新幹線)と鉄道接続駅は少数に留まっている。
昼間で毎時4本,朝の通勤時間帯では7~10分間隔運行と平日の本数は多めであるが,土曜休日の夜間では毎時3本と少なくなる。
堀川通を縦断しているが,ラインカラーは導入されていない。
おそらく西洞院通と中立売通といった複雑な経路によって影響されていると思われる。
京都駅から立命館大学へ向かう路線の他に快速205系統が存在する。


51

所属:西賀茂営業所  

経路:立命館大学前~北野白梅町~北野天満宮前~烏丸今出川~烏丸御池
~京都市役所前~河原町三条 ( →四条河原町→三条京阪前→河原町三条 )

立命館大学へ向かう系統。
立命館大学と烏丸通,御池通を通って四条河原町,三条京阪前で一方循環する路線。
烏丸通を通る路線の中で,烏丸今出川~烏丸丸太町間を通るのは唯一,当系統のみ。
主に立命館大学へ向かう通学客や四条の繁華街へ向かう買物客などの利用が中心。
また北野天満宮や京都御所を通る為,観光面では一定の需要がある。
平日朝は毎時2~3本,終日の昼間時間帯に毎時1本と運行本数は少数。
これは他路線の重複や烏丸通や御池通に地下鉄烏丸線・東西線が通っている事に影響していると思われる。
夜間の時間帯の往路便では四条河原町までの運行となる。
以前は三条京阪を通らず,四条通と四条烏丸で一方循環しており,四条河原町を通る路線の中で唯一,京阪線との接続がなされていなかった。
永らく,この運行体制で続いていたが,やはり不便が生じていたようで,2015年の改正で四条京阪・三条京阪へ経由する形に変更,現在に至る。
一時期は梅津営業所や九条営業所が当路線を受持ちしていた。


52

所属:梅津営業所  

経路:立命館大学前~北野白梅町~北野天満宮前~上七軒~七本松出水~千本丸太町
~二条駅前~四条大宮~四条烏丸

七本松通を通る系統。
立命館大学前と北野天満宮前、七本松仁和寺街道、四条大宮を通って四条烏丸を結ぶ路線。
特37や特西4系統などに続き、自家用車に頼らず公共交通機関を適度に使うモビリティ・マネジメントという取組によって2018年3月に新設された路線でもある。
立命館大学から発着する路線の殆どは、千本通や西大路通を通って市中心部へ南下して行くが、此方は七本松通という住宅密集地のある道を辿って行く。
運行本数は毎時1本で、朝から夕方まで運行している。
七本松通周辺に住む地元民の利用を目的としているが、北野天満宮や平野神社(最寄:衣笠校前)、立命館大学を通る為、観光客や通学客の利用も見込める。
また当系統は阪急線やJR線、嵐電、地下鉄烏丸・東西線に接続している。
狭隘道路は存在しないが、中型バスの使用が多用している。
過去にも52系統という路線が存在しており、当時は等持院東町と京都駅前を結んでいた。


55

所属:西賀茂営業所  
ラインカラー:紫色

経路:立命館大学前~北野白梅町~北野天満宮前~千本今出川~二条駅前~四条大宮~四条烏丸

立命館大学へ向かう系統。
四条烏丸と千本通を通って立命館大学前を結ぶ路線。
立命館大学を通る路線の中で唯一,四条大宮を通っている。
主に阪急大宮駅から通学客の利用が中心である。
他に北野天満宮を通っており,一定の観光需要が見込まれている。
当系統は北野白梅町(嵐電),二条駅(JR嵯峨野線・地下鉄東西線),四条大宮(阪急京都線・嵐電),四条烏丸(地下鉄烏丸線)で鉄道線と接続する。
他路線との重複や通学向けにシフトしている為,51系統に次いで平日昼間は毎時2本,それ以外は毎時1~2本と運行本数は少なめである。
一時期は九条営業所が路線の受持ちをしていた。
嘗ては202系統(旧)と名乗り,東山通まで延びていた。


58

所属:横大路営業所 (阪急バス委託) 
ラインカラー:紫色

経路:九条車庫前~(←京都駅八条口・アバンティ前)~東福寺~五条坂~祇園~四条河原町
~四条烏丸~四条大宮~七条大宮・京都水族館前~梅小路公園・京都鉄道博物館前

梅小路公園へ向かう観光系統。
九条車庫前と祇園、四条大宮を通って梅小路公園・京都鉄道博物館前を結ぶ路線。
経路の殆どは千本通・大宮通を縦断している。
梅小路公園から市中心部を通る鉄道線へのアクセスを目的に2016年改正で新設された。
当系統は地下鉄烏丸線,JR山陰本線,嵐電,阪急京都線に接続する。
その為,土曜休日や祝日で毎時2本(30分間隔)と観光に特化した運行ダイヤとなっている。
当初は二条駅と梅小路を結ぶ路線であったが、山陰本線(嵯峨野線)が梅小路京都西駅が2019年に開業でアクセス路線として役割を終えた為、2020年改正で四条通と東山通を通す形で変更し、207系統の補完路線として抜擢する。
近々廃止を予想された路線が大胆な形で生き残るとは予想外とも言える。



59

所属:梅津営業所(西日本JRバス委託)
ラインカラー:水色

経路:山越中町~御室仁和寺~竜安寺前~立命館大学前~わら天神前~金閣寺道~千本北大路
~千本今出川~河原町今出川~河原町三条 ( →四条河原町→三条京阪前→河原町三条 )

広沢池経由:山越中町~広沢池・佛大広沢校前~山越~(59系統と同経路)

山越へ向かう系統。
山越中町と御室仁和寺,金閣寺前,河原町通を通って四条河原町で一方循環する路線。
衣笠・宇多野地区の沿線民の他,立命館大学や佛教大学(最寄:千本北大路)へ向かう通学客,四条の繁華街へ向かう買物客の利用が中心。
また金閣寺や仁和寺,竜安寺,京都御所など有名な観光地を通っており,観光シーズン中は観光客の利用で一気に増え,積み残しが発生する可能性がある程。
今出川通や河原町通では幹線路線として担っている。
運行本数は昼間の時間帯に毎時4~5本と多めに設定がなされている。
嘗ては山越で起終点とされ,山越地区にとっては不便であったが,2004年の改正で山越中町まで延長,11系統と75系統との接続で地区での利便性が向上する。
また同時に,毎時1本に広沢池・佛大広沢校前を経由する便が新設された。
嘗ては嵐山へ向かったり,北大路バスターミナルを経由する便が存在したが,2000年を迎える前にこれ等は再編により廃止されてしまった。
2020年にわら天神前を経由する。 それまではきぬかけの路(金閣寺前・衣笠総門町)を通っていた。


(通常)

(広沢池経由)


65

所属:烏丸営業所 
ラインカラー: 朱色

経路:岩倉操車場前~国際会館駅前~修学院駅前~松ヶ崎海尻町~左京区総合庁舎前
(→一乗寺北大丸町)(←高野橋東詰)~高野~熊野神社前~烏丸丸太町~烏丸御池~四条烏丸

岩倉へ向かう系統。
岩倉操車場と国際会館駅,東山通,丸太町通を通って四条烏丸を結ぶ路線。
主に東山通と丸太町通を通っている。
31系統と連結運行を行っており,往路便が四条烏丸で31系統に切替る。
松ヶ崎地区・修学院地区の足であり,また左京区総合庁舎を通る為,生活路線としての性格が強い。
運行本数は昼間の時間帯で毎時1本と5系統と比べかなり少ない。
かつては上終町京都造形芸大前を通っていたが,その時は赤字路線に瀕していた。
左京区総合庁舎が松ヶ崎地区へ移転したのを切欠に当路線を松ヶ崎方面へ経路変更,現在に至る。
昔は千本通や二条駅前を通り,四条大宮で31系統と連絡運行を取っていた。
2016年の改正で均一区間の岩倉・修学院地区への拡大により,全線均一区間となった。
2021年の改正で往路の経路のみ北泉橋を経由し一乗寺地区に乗入れし、31系統と共同で30分間隔で乗車する機会が誕生し利便性が向上する。 但し復路は高野川沿って行く為、一乗寺地区へは経由しない。
一時期は西賀茂、九条営業所が路線の受持ちをしていた。


67

所属:西賀茂営業所 
ラインカラー:緑色

経路:西賀茂車庫前~上賀茂神社前~北大路堀川~堀川今出川
~二条城前~( ← 四条堀川 ← )~四条大宮~西大路四条~京都外大前~松尾橋

京都市北部と西部を往来する系統。
西賀茂車庫前と上賀茂神社前、堀川通,四条通,京都外大前を通って松尾橋を結ぶ路線。
9系統と並び堀川通を縦貫し,四条通で梅津地区まで横断する。
西賀茂営業所内で唯一,京都市最西端へ向かう路線でもある。
また,京都駅や四条河原町など中心部のを主要ターミナルを通らない。 このような経路を持つ路線は昔多く存在したが再編で廃止された。
当系統が現在も残り続けられるのは,四条通西部に工業地帯があり,そこで通勤需要が見込めるからである。
上述の運行体制により,平日の朝夕の時間帯のみで少数の運行に留まっている。
かつては土曜日にも運行されていた。
上賀茂神社や二条城など有名な観光地を通るが,ダイヤ上 観光利用には不向き。
道路状況の都合上,四条堀川を停まるのは上賀茂神社方面のみ。
一時期は京都バスに委託運行をなされていた。
元々は上賀茂神社前が復路の起終点であったが、2020年改正で上賀茂神社の操車場が廃止された為、西賀茂車庫まで延伸した。
御園口町が上賀茂神社の最寄りとして扱われたが、乗り場の完成により2021年改正で再び上賀茂神社の境内を経由している。


69

所属:横大路営業所(阪急バス委託)

経路:二条駅西口~四条大宮~西大路四条~梅津段町~桂川小学校前~松尾大利町
~千代原口~洛西口駅前~JR桂川駅前~下津林大般若町
( →桂高校前→桂駅東口→下津林大般若町 )

桂・物集女方面へ向かう系統。
二条駅西口と四条通,千代原口,物集女を通って桂駅東口で一方循環する路線。
地域路線として重点に置かれており,主に梅津・上桂・樫原・物集女・桂地区の沿線民を京都市中心部へ運ぶ役割を担っている。
また当系統はJR京都・嵯峨野線,阪急京都線,地下鉄東西線,嵐電の鉄道線と接続しているが,経路上,地下鉄烏丸線との接続は無い。
以前は復路の終点がみぶ操車場前,阪急洛西口駅,JR桂川駅に通らない等,鉄道の乗換に不便が生じていたが,幾度の改正でこれらは現在の形として改善した。
運行本数は昼間の時間帯に毎時1~2本に留まる。
物集女付近では向日市内にあたる為,京都市外を走行する事になる。
以前は洛西営業所所属であったが,現在は横大路が受持ちをする為,所内唯一,市最西端を走る。


70

所属:洛西営業所(近鉄バス委託)

経路:太秦天神川駅前~太秦小学校前~桂川小学校前~桂徳大寺~桂駅東口~下津林大般若町
~JR桂川駅前~阪急洛西口駅前~物集女~小畑川公園北口

洛西へ向かう系統。
太秦天神川駅と桂駅東口,JR桂川駅を通って小畑川公園北口を結ぶ路線。
地域路線として重点に置かれ,上桂や太秦地区など沿線民の利用が多い。
阪急京都線,JR京都線,嵐電,地下鉄東西線と接続しており,通勤通学にも便利。
地下鉄東西線の太秦天神川駅まで延伸を機に2008年改正で新設された路線である。
これは桂や太秦地区の一部では市バスが通っておらず,交通面に多大な不便を強いられてきた為,地元の要望により設けたものである。
当初は太秦天神川駅~桂駅東口間のみの運行であったが,JR桂川駅の開業を機に当駅まで延伸,さらに洛西ニュータウンにも通らせようと,洛西営業所(最寄:小畑川公園北口)まで操車回送をしていた区間を営業化され,洛西ニュータウン入りを果たし現在の形に至る。
運行本数は昼間に毎時1~2本で40分間隔の運行とやや多めである。 当初は毎時1本であったが,利用状況の好調により改正で増便された。
増客が見込まれた為、2020年の改正で通勤ラッシュの時間帯に20分間隔に増便された。
物集女付近では向日市内にあたる為,京都市外を走行する事になる。
小畑川公園北口を起終点にしている為,京都市中心部と洛西ニュータウンを結ぶ路線の中で唯一,洛西バスターミナルを通らない。
狭隘道路を通る為,終日小型バスを使用している。



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