〜 五十朗の視点 〜
正男がゼロスと戦っている頃…
ゼロスが発動した炎の壁によって外部から遮断され,
二人の戦いの様子が全く見えない。
クリス「ねぇっ! 何とかならないの?」
五十朗「俺の技で何とかこの壁を切り抜けたらいいのだが…」
スペール「おっと,一対一の戦いに介入は望ましくないぞ!」
そう言うと,スペールは両手を上げて魔法技を発動。
五十朗「うわっ 何だ!」
五十朗とスペールの周りに黒の瘴気で包まれ,やがてその場から消えた。
〜 謎の空間 〜
五十朗「ここは何処だ…?」
突如,五十朗は強制的にその場に移された。
白黒タイルの床が敷かれているが,壁はなく,奥行きが真っ黒で何も見えない。
スペール「アイツが戦っている間は暇が出来る。 だから,俺の空間でお前と遊ぶ事にしよう」
笑いながら五十朗の前に姿を現すスペール。
五十朗「そうか,その時は空き時間になるからな。 まぁいいぜ,だがちょっとだけ聞きたい事がある」
スペールにこう問いかけた。
五十朗「森林で見掛けたあの宝石は一体何だ?」
スペール「あぁあの宝石か…,それは俺達も全く分からないんだ」
五十朗「何っ?」
スペール「役所が温泉採掘の為に掘ってみたら偶然にも宝石が発掘されたらしい。
その話を知った俺達はついでとして発掘現場を占拠し,事を片付いたら調べるつもりだった」
五十朗「中身は全身真っ黒野朗だったがな…」
スペール「はぁ!?」
得体の知れぬ謎の生命体が出て来た事がスペールにとっても初耳だ。
スペール「そりゃあ,驚きだ。 何かと厄介になったものだ。
こうなったらお前を倒してからゼロスに伝えるとしよう」
五十朗「正男にその事を言い忘れたな…。
まぁいい,この事を正男に聞かせるのはお前を倒してからだ!」