〜 異次元 〜
正男「あった! きっとこいつだ」
ようやく元の世界へ帰還する手段を見つけた。 大空間で無数の転送装置が置かれていた。
3人は早速,装置に近づいた。 正男は装置の操作盤を見詰める。
正男「やり方は簡単らしいな」
五十朗「ここまで簡略されてるなら俺でも分かるぞ」
正男は操作盤を使って転送装置を起動,3人は転送用のプレートの上に乗った。
クリス「ようやく帰れるんだね」
その後,プレートの上から3人の姿は消えた。
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〜 ??? 〜
正男「うっ…」
目を覚ました正男は,仰向けの状態から起き上がる。 気を失っていたようだ。
両目を擦った後,辺りを見回す。 そこはオレンジ色に輝いた夕日の空。
これで確信した。 元の世界に帰れたんだと…
だが,それで喜ばなかった。 彼の足もとを見ると,そこは黒の結晶物で出来た床。
どう見ても,あの世界のものだ。 どういう事だ? それにクリスと五十朗はどこだ?
色々錯綜とする中.後ろから…
???「どうだ? サドンデスには相応しいだろ」
どこか聞き覚えのある声がした。 正男はゆっくりと後ろへ振り向くと,
そこに倒した筈の人の形をした黒い物体が立っていた。
どうやら,転送装置で転移中,
執念深く追ってきた人の形をした黒い物体の力によって正男だけ此処に移されたのだ。
正男「くそっ しぶとい奴め!」
人の形をした黒い物体(???)「すんなりと帰れると思うなよ。
丁度,俺の力は完全になったところだ。 その力で貴様を味遭わせてやる!」
そう宣言した途端,奴は変形し始め,黒一色の生命体から徐々に人間へと姿を変えて行った。
それが人の形をした黒い物体の本来の姿である。
正男「真っ黒野朗,直ぐに返り討ちしてやる」
人の形をした黒い物体「おいおい,俺だってダークゼイターという名前があるんだぜ。
まぁそれが死ぬ前の褒美になるがな」
正男は沈みゆく太陽の真ん前で
完全に力を取り戻した謎の男,ダークゼイターと再び対峙する事に…