戦地を搔い潜り、星園の丘に辿り着いた。
星空を最も展望しやすいポイントであるこの丘、スターフロートシティへの転移拠点としての機能を有していた。
だが正男がASに伝えた問題。
それは円の中心に星で描かれた台座が壊れている事だ。
AS「あぁ…、これはひどいね」
正男「でっ…、AS、もう一つのワープ地点はどこにあるんだ?」
AS「あそこにマンホールがあるでしょ? 下水道に隠し入り口があって、そこを辿って行けば良いのです」
正男「そういう時の為の代わりが地下にあると…。 よく考えているな」
台座の近くにあったマンホールをどかす正男。
…と、背後に誰かが近づいてきた。
誰だと正男が大声で振り向くと、そこに私設部隊の一人の姿があった。
物騒な姿をした兵士は慌てた素振りでゴーグルを外した。
私設部隊の一人「えぇっと、正男さんですよね? いやぁ、有名人に出会えるなんて感心、感心。
あっ、私は隊長であります。 宜しくお願い致しますm(__)m」
正男「あぁ、よろしく」
AS「んん…、初めまして」
堅苦しそうな恰好の隊長は意外と気楽。 尊敬視された事に正男は困惑する。
隊長(私設部隊の一人)「うぅんと…、会社から台座の修理の予定が大幅に遅れた原因でこんな時にどうなっちゃうのかと不安に思いましたが、
二人の会話から聞いた限り大丈夫そうですね。 あっ、ここの守りを固めておきますんで、どうぞどうぞ気楽に行ってください」
正男「はぁ…、かたじけない」
気さくに雰囲気でマンホール周辺の警備を固める隊長。
二人は彼の異質さに少し引き気味になりながら、マンホールの下へ入って行った。