トンネルを出た二人は貨物駅を通る。
AS「ねぇ、正男さん。 研究施設まで走って行くんですか?
いくら正男でも疲れますよ。 その辺の車を使いません」
正男「鍵があればなぁ…」
AS「あぁそう言えば、そうでした。 それか、この貨物列車を使いません」
正男「俺は運転士じゃねぇ。 動かし方なんて分る訳が…」
ブオオオーーーッ!!
正男「うおっ!」
すると、正男の傍に止まっていた無人の貨物列車が汽笛を鳴らして動き出した。
自動運転のようだ。
正男「こんな状況で走り出すのか?」
AS「何かあったら、安全の為に列車を止めるのが筋なのに」
正男「意味不明だが、俺にとっては幸運な事だ。 乗るぞ」
最後尾に飛び移った後、休憩をとる二人。
AS「いやぁ…、良かったですね。
列車が動き出すなんて。
研究施設のある街まで早く着きますよ」
正男「そうだな…。 列車っていう言葉知っているんだ?」
AS「スターフロートシティにも鉄道が敷いてあるんですよ。 広いんでね」
正男「そうか」
ドンッ
コンテナの上に乗り掛かって来たのは武器を持った兵士やペットモン、
彼らは正男達を襲い掛かる。
AS「うわあっ! 敵だ」
正男「休憩の邪魔をしやがってぇ…」
本ステージは年越しカレンダーⅤ2023-2024の企画に参加しています。