ここは地球のとある大陸。
この大陸に住む人々はのどかで平和に暮らしていた。
しかし、時には人々の暮らしに脅かされる者が存在する。


それは街の外に生息するペットモンと呼ばれる者等といったモンスターだ。
大人しいものや凶暴なものまで多種多様の生物が生息している。
ただ、その中には街に入り込むものがおり、街にいる人々に危害を加えている。


人々の暮らしを守る為、危害を加えるモンスターを退治して追い返す者がいるが、
その中に、並みの人間よりもずば抜けた力を持つ者がいた。



その者の名前は正男。
彼は超人並の力を持ち、その実力は確かなものだ。
持ち前の力を生かし、凶暴なモンスターを軽く追い払っている。
時には異界から世界征服を図る強者が現れたが、それも正男によって阻止している。


彼の業が効したのか近年、街に入り込むモンスターが減少しており、
不安のない生活へ取り戻しつつある。









…と、誰もがそう思われた。







スーパー Final Remix









~ 正男の家 ~



野原や畑が一面広がっており、人の気配はまばらだ。
そこに一軒の家が建っている。 玄関の横の壁に付けられている名札には正男。
そう、この家はあの超人が住み処である。


正男「休みの日はたまに寝て過ごすのもいいな」


赤の帽子とオーバーオールに、青いシャツを身に着けているのが正男である。
超人であるそんな彼はマットのある床の上で横になりながら、寝て過ごすという良さを力弁していた。

向こうの部屋から緑の帽子とオーバーオール、白いシャツを身に着けた男が入って来た。
彼は正男の弟、浩二である。


浩二「兄さん、今日は出かけないのかい」

正男「あぁ、そうだ。 今日はどこにも行かない」


彼の生業は街に入り込んだペットモン等のモンスターの退治である。
そのお陰で人々は安心して暮らせる様になり、彼を敬っていた。

それから近年、根本的な原因にもなっていた野山の餌の減少が気候変動の安定により解消され、
更には警察や軍等から猛獣対策に講じており、
街に入り込む猛獣の数が減少の一途を辿っている。

…と思われたが、こうした有効策が取っているにも関わらず、最近では猛獣による被害数が僅かながら増しているというのだ。
こうした事もあってか、一度は職を手放し、森林保全という新たな仕事に就けたが、街から要請があって元の仕事に戻った。
皮肉にも過去のものであった街の英雄の象徴が取り戻してしまっているのだ。

彼は横になってだらけているように見えるが、頭の中では猛獣が増加した原因、暇になる程の平和が良いと考えている。


浩二「まぁ、そうだよね。 久しぶりの休日だもの」

正男「はぁ…、怠け者だった頃の平和は去ってしまったな」

浩二「異変の原因は分かったのかい?」

正男「まだ見つかってない」

浩二「そっか、僕も協力出来ればいいけど」

正男「まぁ、その内見つかるさ。 そうすれば、ダラダラとした生活が戻るはずだ」


今後の事を軽く話し合う二人。 ・・・だが、その最中




ヒュルルルルル…、
ズドドドドオオオォォォォーーーーーーンン!!





正男「んっ、なんだ!?」


突然の轟音に驚き、正男は一気に起き上がる。


浩二「兄さん、外を見て!」


浩二は窓に指を刺す。 正男も窓へ駆け込んだ。
窓を開け外を見渡すと、向こうにドス黒い煙が立っていた。


正男「地震じゃない・・・、飛行機か何かが墜落した…。 待てよ、この出来事は前にも…。 まさか!?」


煙を見た正男は過去の出来事をハッと思い出す。


浩二「ひょっとしたら…」

正男「浩二、留守番を頼むぞ」

浩二「うん、分かった。」


浩二は正男が出かけるの制止せず、見送った。


正男「休みの日は吹っ飛んだが行かなきゃならない」


正男は煙の立つ場所へ向かっていく。
この行動が今までと比べ物にならない大冒険かつ最後の戦いの始まりとなるのである!!



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