ストーリー

~ 道路 ~

 

和郎による車庫の破壊を目前と見た五十朗は京都駅で同様の悲劇が来る事を恐れ、

自らの武器である刀を手にし、彼を追っている。

 

警察官としての資質の行動であるが、それは向こうの世界での事であり、この世界では通用しない。

さらに刀を所持している為、銃刀法に抵触している。

もし、この世界の警察官に接しさえすれば、ややこしい事に直面するかもしれない。

 

だが、彼はそれ等にとっては関係ない。

一般人を装って整然と見詰める様な事は警察官である彼にとっては心苦しいものだ。

何かが起きれば、落ち着いて対処すれば良いと五十朗はそう考えたのである。

 

世界は違えど、五十朗の判断はある意味、警察官の鑑であろう。

 

 

五十朗「むっ、何だアレは?」

 

 

彼が道路の方を向くと、黒服を着込んだ人の姿が道路上をうろついていた。

その姿をした者は一人だけはな無かった。 それと同じ姿をした者が彼方此方に数十体もいるのである。

 

 

五十朗「気味が悪いな。 ここは避難を促すべきか?」

 

 

そう考えている間、一人の黒服が五十朗の方へ振り向いた。

 

 

五十朗「人じゃない!?」

 

 

一人の黒服の顔は青薄い皮膚で覆われていた。

五十朗と不気味な男の目が合った時、男は両手を振り回しながら襲い掛かって来た。

危険と察知した五十朗は遅い来る男を刀で胴体ごと斬った。

 

男の断面は肉体ではなく、機器とチューブで埋め尽くされた機体だった。

その男はロボットだというのは明確である。

 

 

五十朗「じゃあ、向こうにいる奴等も同じロボットだというのか?

こうなったら、常に刀を持って進んでいかなければな」