山の中に囲まれているとある街。
その街は真新しいニュータウンであり,新興都市としての認知度が高まっている。
街の北側には緑地公園と併合したショッピングセンター。
ショッピングセンターから西の方では湖を眺める事が出来るホテル。
街の東側には鉱山があり,石炭が豊富に取れる採掘場。
街の西側にはハイテク工業関係とした商業ビル。
安定した産業と住みやすく,とても充実した生活環境が整っている上,
新興都市が出来て以来,徐々にここに住む人が増え始めている。
街の治安も良好で,大変過ごしやすい平和な街であった。
しかし・・・,今日の夕方頃,そこで平穏から惨劇と化する。
RED ZONE
〜 ニュータウン方面道路・道中 〜
午後17時頃・・
ニュータウンへ向かう4車線の道路で,1台の赤い車が猛スピードで進んでいた。
時速50kmと制限があるが,それを無視している。 何か急ぎの理由がある様だ。
赤い車に乗ってる男性「そろそろあの街に近づくな・・。」
赤い車に一人の青年が運転していた。 彼の名は正男。
ペットモンなどの猛獣を駆除とする業者で,常に赤い帽子を被っている。
一度,猛獣駆除でこの街に訪れた事があるが今回は違った。
正男は車内に搭載してあるラジオのスイッチを押した。
タイミングが良かったらしく,臨時ニュースが始めから流れ出した。
ラジオの声「ザーザー・・・・・ 臨時ニュースです。 2時間前にお伝えしましたが,
新興都市として注目を集めているニュータウンで突如,武装集団による暴動が発生しました。
地元当局は直ぐに暴動の鎮圧を乗り出していますが,予想よりも激しい戦闘になり,
事態の長期化が続く模様。 街の住民達は暴動による騒ぎで街から避難しています。」
正男は直ぐにラジオの電源を切った。
正男「どうやら,ただの武装集団ではない様だな。 俺がこの目で確かめてやる!」
正男はハンドルを強く握った上,アクセルを強く踏み,スピード上げた。
そのまま一直線に暴動が起きているニュータウンへ向かって行った。
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〜 ニュータウン・中心部の交差点 〜
午後17時15分頃・・ 上空は一面,灰色の曇り空に覆われていた。
その地上である街の交差点では,地元の当局である警察隊と治安部隊が
敵の武装集団と交戦が続いている。
事態をいち早く収束に向かいたい当局であるが,武装集団の戦闘能力の高さに押され,
苦戦が続いている。 徐々に不利に近づいている状況に直面している。
時刻17時30分頃・・ 上空では灰色の曇り空に覆われていた。
道路では警察隊や治安部隊が敵の武装集団による暴動を食い止めているが・・
治安部隊のリーダー「くそっ! 思った以上に強すぎる・・。」
治安部隊1「ぐわっ!」
リーダーの横にいた治安部隊1が敵から放ったバズーカの砲弾に喰らった。
防弾盾は持っていたものの,破壊力のある砲弾では自身を守り切れる物では無かった。
治安部隊2「治安部隊1がやられた!」
治安部隊のリーダー「あんな武器まで持っているとは! 在り得ん!」
さらに,敵の一人が手榴弾を投げてきた。
ドゴォーーーン!
近くに停車していたパトカーの上に落ち,爆発して大破した。
警官隊1「火炎瓶の次は手榴弾かよ。」
治安部隊のリーダー「このままでは我々が遣られるのも時間の問題だ。」
警官隊2「そんな・・,俺達だけでは止められないのか・・。」
誰もがそう嘆いた。 このまま不利に押され,全滅されかけようとしたその時・・。
後ろから赤い車が走って来た。 そしてトラックの横に止めると,
ドアが開き,そこから正男が降りてきた。
正男が来るのに気づいたのか,治安部隊のリーダーが彼の方を振り向いた。
治安部隊のリーダー「君は正男じゃないか!? 何しに此処へ来た?
ここは危険だから,早くここから離れるんだ。」
正男「あぁ確かに危険な光景だな・・,だがその警告は無視させてもらうぞ!」
治安部隊の群集をすり抜け,敵の方へと走り,
一定の距離で迫った時,大ジャンプをした。
正男「正男キック!」
敵の武装自動車に向けて,強力な蹴りを与える。
ドゴォーーーン!
蹴りを受けた武装自動車は衝撃に耐え切れず爆発し,周辺にいた敵を巻き込んだ。
着地した正男は強力なパンチとキックで残りの敵を蹴散らした。
そして1分後・・,交差点付近の武装集団は全滅した。
正男「ふぅ〜,意外にしても早く片付けたな・・。」
警官隊1「ありがとう。 アンタのお陰で助かったぜ。」
治安部隊のリーダー「流石だな正男。 ・・にしても何しに来た?
街の役所から猛獣の駆除とか要請していないが・・」
正男「あぁ俺が家でお菓子食いながらテレビを見てた時,臨時ニュースが流れ出したんだ。
その時俺は暇だったんでね。 俺もその暴動を食い止めるために此処に来たんだ。
・・今,俺はアンタの前に立っている訳だ。
治安部隊2「暇で来たなんて・・,アンタ呆れたよ。」
警官隊2「でもお菓子を食ってほっとくよりはマシだと思う。」
治安部隊のリーダー「放っておけない精神に理解したぞ正男。
実はなこれで終わった訳じゃないんだ。」
正男「・・此処だけじゃないのか?」
治安部隊のリーダー「実はこの街の主要各所にて武装集団が暴動を起こしている。
物品の略奪行為や破壊活動,環境汚染など幾つかの
犯罪行為があると当局から連絡あった。 ・・・我々はそれ等を駆け付けに行きたかったが,
街の中心部を重点に警察や治安部隊を全動員して,早急に鎮圧を乗り出したが.
戦闘に長引いてしまった。 ・・今頃,被害が拡大しているだろうな。」
正男「全力で勝とうと思ったら,結局返り討ちに合い掛ける羽目だったか。」
治安部隊のリーダー「我々は今から各所にて鎮圧活動を行うとする。
そこで正男も暴動の鎮圧に手伝ってくれないか?」
正男「あぁ街の治安のために協力してやるよ。」
治安部隊のリーダー「それは有り難い返答だ。 早速,君に
通信機と地図を渡しておくよ。 ついでに銃も渡しておくか?」
正男「いやっ そういう銃火器が無くても,手ぶらで大丈夫だからww」
治安部隊のリーダー「確かにww」
治安部隊のリーダーは街の地図帳と通信機を正男に渡す。
正男「よしっ この地図帳には各所の詳細な説明が載ってある。
これなら完璧だな。」
治安部隊のリーダー「まずショッピングセンターパークで起きている暴動を止めてくれ。」
正男「あぁ分かった。」
正男は直ぐにショッピングセンターパークへと向かい,走り去って行った。
治安部隊2「アイツ一人で大丈夫なんだろうか・・?」
警官隊1「確か,あの人は弟がいた筈。 ・・死んだら,弟が悲しむだろうな。」
治安部隊のリーダー「大丈夫だ。 彼ならこの暴動をいち早く食い止める事が出来る。
何せあの青年は超人で炎と電気を組み合わせた技も放つからな。」
警官隊2「そうなんだ。」
治安部隊のリーダー「さてとっ ここで話をしている場合じゃない。
我々も暴動の鎮圧に乗り出すぞ。」
治安部隊や警察も各所の鎮圧を行い,それぞれ別々に向かって行った。
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〜 ビルの屋上 〜
屋上で??Aが通信機で誰かと応答を繰り出していた。
??A「こちら??A。 交差点で戦ってた部下らが全滅だ」
??B「ならその場から離れ、他の拠点に移れ。
此方も赤い帽子を被った男が武器を持った部下共を全滅するところを確認した。
もし、別の拠点でその様な男が見られたら、あの手この手で殺害せよ」
??A「了解した。」
そう言い,通信機を切った??A。 その後,彼の口元には微笑みが表す。
??A「面白い暴れっぷりだなww 気にいったぜっ。
ちょっくら赤帽子の様子を見てやるかww」