悪魔の様な鬼の姿をしたゼイターに、これまでにない戦力に

圧倒され掛けた正男達。

しかし、幾つかの機転を利かしながら応戦した。

やがてゼイターが不利に転じた際に出来た隙で、好転した正男達は

一気に猛攻を仕掛ける行動に移った。

 

 

正男「フレイサンダー!!」

 

 

川祐「おらおらおらぁ!!」

 

 

クリス「えいっ! ( ハンマーを投げる )」

 

 

3人が放った技が合体し、それがゼイターの胸に直撃した。

 

 

ゼイター「ぐおおおぉっ!!」

 

 

胸を撃たれたゼイターは苦しみにもがきながら、

空中から下へ落ちて行った。

 

 

川祐「やったな! 正男」

 

 

正男「あぁ、これで終わったぜ。」

 

 

クリス「怖かったけど、正男君の頼りになれたわ。」

 

 

ゼイターに勝利した事で、笑い合う3人。

 

 

ゼイター「まだだぁーーー!!

 

 

突如、落ちた筈のゼイターが、死に物狂いでまた上がってきた。

ゼイターは右手で正男達を殴りかかろうとした。

 

 

正男「フレイサンダーッ!!」

 

 

ズドォーーーン!!

 

 

驚いた正男は慌てながらも、ゼイターの頭部に向けて技を放った。

ゼイターの頭部に直撃、技の威力が強力だったのか、頭部の一部が吹飛んだ。

 

 

ゼイター「おおおっ・・、正男。 本拠地共々道連れだ!」

 

 

捨て台詞を吐くと、力が抜け、再び下へ落ちて行った。

 

 

ドガァーーーーン!!!

 

 

ゼイターが地面に落下した衝撃と共に大爆発を引き起こした。

 

 

正男「あぁ・・、危なかったぜ。」

 

 

川祐「流石、逝かれた集団を束ねるリーダー。 執念深かったぜ。」

 

 

ゴゴゴゴゴゴ!!

 

 

直後、本拠地の施設全体が揺れだした。

 

 

正男「ゼイターめ! 今度こそ死んだと思ったら、最後の足掻きか!?」

 

 

クリス「とにかく、ここから脱出しましょ!」

 

 

ゼイターを倒した正男達は崩れていく本拠地から脱出を行った。

 

 

* * * * * * * * * * * * * * * * 

 

 

〜 本拠地の外 〜

 

 

ズガガガァーーーーン!!!

 

 

ZECTの本拠地は大きな地響きと共に完全に崩れていった。

崩れた際に出来た巨大な煙が周囲を撒き散らす。

 

 

ババババババババ・・

 

 

目視では確認出来ない煙から、機体の様な影を浮かび、

そこからZECTのヘリコプターが飛び出してきた。

 

 

そのヘリに乗っているのは正男達だった。

偶然、ヘリポートに留置してあったヘリコプターを使用したものである。

 

 

崩落の危機から脱した後、ヘリコプターは転送装置の近くに着陸した。

 

 

川祐「やれやれ、これが無かったら、

今頃、瓦礫のサンドイッチになってしまうところだったぜ。」

 

 

正男「良かった。 この転送装置はまだ生きているぞ。」

 

 

正男は転送装置が動いている事を確認する。

また、少し画面を弄ってみると、移動できる場所が指定出来る様だ。

 

 

正男「これで帰還が出来るようだ。」

 

 

転送装置の転送機能を作動させ、正男達は元の世界へと転送された。

 

 

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 〜 工場内 〜

 

STAGE4−3のステージに出てくる兵器工場にて

正男達によってZECTの勢力が消え去った後、国家自衛軍の軍隊が

敵勢力の再占拠防止に備え、警備をしていた。

 

 

ガガガガガ・・ ピー

 

 

通路を歩き回っていた2人の兵士が謎の制御音に気づいた。

その音源を辿ると、そこは物置き場への扉だった。

兵士が扉を開けると、そこにZECTの本拠地から帰ってきた正男達がいた。

 

 

正男「ふぅ、やっと帰れたぜ。」

 

 

クリス「まさか、ここの工場にも設けられてたのね。

これは気づかなかったわ。」

 

 

川祐「むっ お前等は・・?」

 

 

兵士A「うわっ! 川祐少尉がここに!」

 

 

兵士B「どこに入たのですか!? 皆が心配していたのですよ。」

 

 

川祐「あぁ、すまない。 仲間と捜索に向かっていたら、

巻き込まれて、帰れない状況になったんでね (苦笑) 」

 

 

正男「意外にも部下に信頼されているんだな。」

 

 

川祐「あったり前じゃねーかww」

 

 

正男達は無事に元の世界へ帰る事が出来たのである。

 

 

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〜 浜辺 〜

 

辺りの空は一面、夕日に覆われていた。

海水が波立つ浜辺で川祐とお別れする事になった。

 

 

正男「じゃあ、元気でな」

 

 

川祐「あぁ、正男と共に戦って正解だったよ。 

こっちがピンチになったら、また宜しく」

 

 

そう言うと、川祐は軍用のジープで街の中心部へ向かって行った。

 

 

クリス「ねぇ、これからどうするの?」

 

 

正男「俺はもう帰るよ。 バカンスの気分で此処に来たが、

奴等の騒ぎで滅茶苦茶でもうクタクタだぜ。 

だが、両方叩きのめしたのは良い思い出だったよ。」

 

 

正男は今回、やってきた事を脳裏で思い浮かべる。

 

 

 

 

浜辺で敵の数台のジープを技で応戦・・

 

 

ジャングルの雰囲気が溢れるキャンプ場で巨大ザリガニとの戦い・・

 

 

街中で川祐と出会い、向こうのビルの屋上まで激戦・・

 

 

偶然にも、クリスと出会い、豪華客船で謎の殺し屋ヘイックと交戦・・

 

 

地下鉄での激闘・・

 

 

工場でガドリング兵器の隊長の壮絶な白兵戦・・

 

 

血肉を貪るゾンビ共による生死の肝試し・・

 

 

チェンソー赤肉ゾンビと最高の恐怖・・

 

 

HITの本拠地でヘイックと決闘・・

 

 

空中に浮かぶ謎の城で散策気分・・

 

 

調子にのるゼットをぶちのめす・・

 

 

謎の世界でレックスとの再戦・・

 

 

悪魔の様な鬼の姿をしたゼイターと究極の戦い・・

 

 

 

 

これらの事をしたとなると、ニュータウン暴動事件よりも越える、

様々な経験と、様々な危機を巡った事になる。

 

 

これ等の困難を乗り越え、今、正男は浜辺の上に立っている。

正男は夕日に向かって背伸びをした。

 

 

正男「さぁて、帰るか。

そうだクリス、俺は車で来たんだ。乗って行くかい?」

 

 

クリス「そうね、その方が助かるわ。」

 

 

正男「まっ、駐車場までは30分は掛かるからな。

のんびりと向かおう。」

 

 

二人は駐車場へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ZECTとHITによるエメラルドシティでの大規模な暴動及びクーデター活動は、

正男や、その仲間達によって阻止され、HITは壊滅、

謎の世界で構えていた本拠地も破壊、ZECTの根源を絶つ事が出来た。

 

 

 

 

しかし、ZECTという組織は一体何だったのだろうか?

それは誰もが思うべきものである。

 

 

 

 

だが、ZECTが何であろうと、それを潰しさえすれば、

その謎を探る必要も無かったのである。

 

 

 

 

正男自身も、ZECTに”謎が多い”と抱いていたが、

心の片隅に置き、満足した表情で、エメラルドシティから離れて行ったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* * * * * * * * * * * * * * * * 

 

〜 謎の世界 〜

 

 

崩落したZECTの本拠地には、残骸の山となっていた。

 

 

 

 

正男達が去り、敵も全滅したので、生き物がいない世界と言っても同然である。

 

 

 

 

そんな世界だと思われていた。

 

 

 

ズガァーーーーン!!

 

 

 

 

残骸の瓦礫の山が吹飛んだ、そこから・・

 

 

 

 

ダークゼイターが這い上がってきた。

頭部一部破損等、ボロボロになった姿で

 

 

 

 

ゼイターが瓦礫の山に立つと、羽を広げた。

 

 

 

 

グハハハハハハハハッ!!!!

 

 

 

 

空の上で高笑いを上げながら、闇に纏う空へと飛び立って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

RED ZONE  

 

THE END

 

 

 

 

 

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